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3月18日(金)・・・「想像以上の放射線」原発冷却総力戦 東京消防庁も参加

東京電力福島第一原子力発電所への放水による冷却作戦に、東京消防庁も18日、加わることになった。地上から放水するため、同庁は高い場所から放水ができる車両などを備えた消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)を現地に派遣した。空からと陸からの自衛隊による前日の放水では現場の放射線量に大きな変化はなかったが、総力戦で打開をはかる。

 自衛隊によると、第一原発では18日午前、東電がポンプを動かすための電源復旧作業を実施している。ヘリコプターと消防車は出動に備えて待機しているが、放水活動は午後になる見通し。

 東京消防庁の派遣については、菅首相が18日未明、石原東京都知事に要請した。ハイパーレスキューは未明に東京を出発。同日朝に福島県いわき市北部にある同市消防本部四倉分署に到着した。

 派遣されたのは車両30台と隊員139人。毎分3.8トンの水を22メートルの高さから放水できる屈折放水塔車や、毎分5トン放水できる大型化学車、40メートル級のはしご車などで構成。大量の水を継続してくみ上げられる送水車やホースを延長する車両、放射線量を測定できる特殊災害対策車などもある。同庁の災害対応部門の責任者、佐藤康雄警防部長が総隊長を務める異例の態勢だ。

 一方、陸海空3自衛隊の消防車による放水部隊も、東電の作業が終わり次第、3号機への放水に向かう予定で準備を進めている。

 陸自のヘリコプター4機も上空から水が投下できるよう待機している。上空の放射線量を測定して水の投下の可否を判断するためのヘリが、午前10時すぎに陸自霞目駐屯地(仙台市)を離陸。途中で東電社員を乗せ、現場上空に向かう。
防衛省は17日夜、消防車5台を3号機近くに集め、約80メートルの距離から約30トンの放水を実施した。放水にあたった隊員や消防車の除染作業が終わったのは18日早朝だったという。「想像以上に放射線の濃度が濃く、除染にも時間がかかっている」(防衛省幹部)という。
by nsmrsts024 | 2011-03-18 11:52 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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