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3月21日(月)・・・多国籍軍、リビア防空網に打撃 米、英仏に指揮権委譲へ

【ワシントン=望月洋嗣】リビアでの飛行禁止空域設定を目的とした軍事行動を始めた米英仏中心の多国籍軍は、20日までに巡航ミサイルや爆撃機による攻撃でカダフィ政権の防空設備に大きな打撃を与えた。米軍は「飛行禁止空域が整いつつある」とし、リビア上空で偵察飛行を開始。作戦指揮権を数日中に英仏両国軍などに譲る方針を示した。

 ゲーツ米国防長官は20日、「オデッセイの夜明け」と呼ばれる今回の軍事行動について「大きな進展があった」と評価。米軍は軍事行動でカダフィ政権を打倒する考えはないとし、現在は米アフリカ軍が握る指揮権を、数日以内に英仏両軍や北大西洋条約機構(NATO)軍に移譲する考えを示した。

 米軍統合参謀本部のゴートニー海軍中将は20日の記者会見で、19日以降の攻撃で「カダフィ政権の防空能力を著しく低下させた」と表明。攻撃後、リビア軍機の活動はなく、防空レーダーの使用も大きく減ったことを明らかにした。また、多国籍軍の爆撃機や戦闘機が、反体制派が拠点を置く東部ベンガジ周辺などで、リビア軍の地上部隊を攻撃。「カダフィ政権の部隊は混乱している」と述べた。

 多国籍軍はこれまでに、米英両軍のミサイル駆逐艦や潜水艦から、巡航ミサイル「トマホーク」124発を発射するとともに、計15機以上の爆撃機や戦闘機でミサイル発射設備や防空レーダーなどを攻撃。約20カ所の軍事施設を破壊した。今回の作戦には米英仏のほか、イタリア、カナダ、ベルギー、カタールが参加する予定という。
by nsmrsts024 | 2011-03-21 19:55 | 朝日新聞・綜合、政治

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