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3月22日(火)・・・第一原発「状況の悪化止まっている」米政府、一定の評価

【リオデジャネイロ=尾形聡彦】東日本大震災の影響で、深刻化が続いていた福島第一原発からの放射能漏れ問題について、米オバマ政権が「状況の悪化が止まっている」とみていることがわかった。米政府高官が朝日新聞の取材に明らかにした。

 オバマ政権高官は20日夜、「少なくとも今日については、状況のさらなる悪化は止まっているようだ」と語った。悪化が続いていた先週と比べれば、安定化の兆しが見えているとして、米政府は一定の評価をしている模様だ。ただ、高官は、あくまで現時点と断っているだけに、米政権内では依然として、慎重な見方を続けている模様だ。

 米政府はもともと、震災後に原発の安全性が問題になった当初は、日本政府の対応を支持する姿勢を示していた。ところが、福島第一原発2号機の原子炉格納容器損傷の疑いや、4号機の使用済み核燃料プールの水位の低下などを受けて、「事態は悪化し続けている」として、日本政府に対してより批判的な姿勢に転換。米国のルース駐日大使は17日未明、同原発の半径80キロ以内にいる米国人に避難するよう勧告した。20キロ圏からの避難を求めている日本政府との立場の違いが鮮明になっていた。

 ただ、日本政府側はここ数日、3号機への放水などの取り組みが一定の成果を見せているとの認識を深めている。米国も、先週来続けていた、事態が継続的に悪化しているとの見解を修正した形だ。当初は難航していた放水作業が進展していることや、電源復旧に向けた作業が進んでいることを評価しているものとみられる。
by nsmrsts024 | 2011-03-22 15:05 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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