人気ブログランキング | 話題のタグを見る

3月8日(金)・・・リニア新幹線、耐震性を議論へ 交通政策審議会

JR東海が計画するリニア中央新幹線の実現可能性を話し合う国土交通省の審議会は8日、東日本大震災級の地震が発生しても、リニアの安全性が確保できるかを議論する方針を決めた。審議会の最終答申は遅れるが、リニアは東海道新幹線に代わる日本の「大動脈」となるだけに慎重に議論を進める構えだ。

 2027年開業予定のリニアは、新幹線と同じく、阪神淡路大震災(マグニチュード7.3)級の揺れにも耐えられる基準にする計画。しかし、東日本大震災のマグニチュードは9.0と阪神を大きく上回り、東北新幹線は一時全線がストップした。けが人こそ出なかったが、全線復旧は4月下旬までできない見通しだ。

 東京と名古屋、大阪を結ぶリニアはルートの大半が大深度の地下だが、一部には地上も含まれる。今回の地震では東北新幹線の高架橋がひび割れるなどの被害が出ており、専門家は「懸念があるのは高架橋」と指摘する。

 このため、交通政策審議会の中央新幹線小委員会は改めてリニアの耐震性を検証する。来週中にも開く会合で新幹線の被災状況の分析結果の報告を受けるほか、JR東海にも出席を求めて見解を聞くことも検討する。家田仁委員長(東大大学院教授)は「リニアは大地震でも甚大な被害を及ぼすことがないようにするのが当然」と述べ、耐震性を再検証する必要性を強調した。(信原一貴)
by nsmrsts024 | 2011-04-08 23:37 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024