人気ブログランキング | 話題のタグを見る

4月9日(土)・・・原発避難住民の半数を把握できず 福島8町村

福島第一原発の事故で避難指示圏内にかかっている福島県の8町村が、計約7万人の住民のうち半数近くについて、どのように避難しているかなどの現状を把握できていないことが、県への取材でわかった。

 8町村は事故を受け、役場機能を県西部の会津地方や埼玉県などに移している。避難者の把握が遅れれば、義援金の配布や仮設住宅の入居手続きなどに支障が出る可能性がある。

 県によると、4日の段階で、各町村の人口から身元が分かった死者数を除いたうえで、所在を把握できていない人数を聞き取った。その結果、埼玉県加須市に住民と集団移転した双葉町は約7千人のうち67%の行方がわからず、県北部の二本松市に役場機能を移した浪江町も約2万人のうち64%の所在がわかっていなかったという。

 県は、津波で広い地域が被害を受けたことに加え、原発事故に伴う避難指示圏が、早朝や夜間に原発から半径3~20キロと段階的に拡大されたことで、住民が散り散りに避難したことが影響しているとみる。

 県によると、各地の自治体が設けた避難所で暮らす8町村の住民は、総人口の3分の1程度にとどまるといい、所在が把握できていない人の多くは県内外の親族宅などに避難したとみられるという。

 県は8町村に対し、早急に実態を把握するよう求めている。また、避難者に対しては、避難者向けのコールセンター(0120・006・865)に電話して、所在を知らせるよう呼びかけている。連絡した避難者は、住んでいた町村から、必要な情報を郵便で得ることが可能になるという。(斎藤智子)
by nsmrsts024 | 2011-04-09 07:16 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024