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4月22日(金)・・・玄海原発2・3号機の再開、6月以降に 九電

定期検査で止まっている九州電力玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)2、3号機の営業運転再開が6月以降にずれ込む見通しになった。九電は5月末の運転再開をめざしていたが、再開の前提としていた地元の同意をすぐに取りつけるのが難しくなったためだ。

 九電は、国が指示した緊急津波対策を実施するなど運転再開に向けた手続きを着々と進めていた。玄海2、3号機の再開が遅れることで、同様に福島第一原発事故の影響で遅れている全国の原子炉の運転再開にも影響が出る可能性がある。

 2号機は今年1月、3号機は昨年12月から定期検査に入り、4月下旬に営業運転を再開する予定だった。

 だが、原発事故で地元の不安が高まったため、再開を延期。国の津波対策を実施したうえで4月末に原子炉を再起動、5月下旬に営業運転に入る予定にしていた。

 地元の同意がなくても原子炉は再起動できるが、九電は「地元の理解は欠かせない」として、佐賀県と玄海町の首長や議会の同意を再開の前提と位置づけている。

 このうち佐賀県議会は統一地方選挙で改選されたばかり。改選議員が顔を合わせる臨時議会が開かれるのは5月中旬の予定で、議員からは「玄海原発の安全性を議論する必要がある」という声が出ている。

 九電幹部は「こちらの日程を押しつけるわけにはいかない。議会の意向を尊重する」と話している。原子炉の再起動から営業運転まで1カ月程度かかり、5月中には運転再開できない見通しだ。

 5月上旬には川内原発(鹿児島県薩摩川内市)1号機も定期検査に入る。九電がもつ原子炉6基中3基が止まり、供給能力の1割強を失うことになる。これを補うため九電は火力発電所をフル稼働させているが、燃料を6月中にも使い切ってしまうという。
冷房需要が増えることも想定され、電力不足をまねくおそれがある。九電幹部は「計画停電や電気の使用制限は何としても避けたい」としている。
by nsmrsts024 | 2011-04-22 05:42 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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