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4月22日(金)・・・政投銀が復興基金創設へ 東北の地銀と共同出資

政府系金融機関の日本政策投資銀行は21日、東北の主な地方銀行と資金を出し合い、東日本大震災の被災企業に貸し出したり出資したりする「復興基金」を創設する方向で検討に入った。地銀を後押しして貸し出しを増やし、民間資金による復興を進める狙いだ。

 基金は年内にも設立する。被害の大きかった宮城、岩手、福島3県の主な地銀を中心に基金への出資を呼びかけている。

 基金の規模はまだ決まっていないが、参加地銀が増えれば、数十億~百億円規模になる可能性がある。被災企業が工場や設備を再建するための資金を貸し出したり、資本金を手厚くする必要がある企業に出資したりする。

 東北では今後、復興資金が必要な企業が増えると予想されている。ただ、地銀も被害を受けたり業績が悪化したりして、焦げつく恐れのある貸し出しには慎重になりやすい。多くの融資要請に一つの地銀だけで応じ切れない可能性もある。

 そこで、基金をつくって地銀だけで対応できない融資や出資に対応する。焦げついても各地銀の損失を小さくできる効果も見込めるという。貸出先の決め方などは今後、詰める。

 政投銀は21日、東北支店(仙台市)に「東北復興支援室」を作り、基金設立の準備に入った。支援室はほかに、被災地の自治体によるインフラ整備などの計画作りにも協力する。政投銀は公共施設の再建や街づくりなどに民間の資金を活用する「PFI方式」の枠組み作りに実績があり、ノウハウ提供などを検討する。(寺西和男)
by nsmrsts024 | 2011-04-22 05:45 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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