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5月11日(水)・・・大手電機5社、震災で計3500億円売上減 3月期決算

電機大手6社の2011年3月期連結決算が11日、出そろった。東日本大震災を理由とする売上高の減少分は、公表した5社で計3545億円。営業利益も計1千億円超、目減りした。震災の余波が続き、12年3月期も見通しにくい。

 震災の影響が最も大きかったのは日立製作所。茨城県の主力工場が被災し、操業の中断や出荷作業の遅れが響き、営業利益が750億円分、減った。ただ、海外で好調だった建設機械や自動車分野などで補い、前期比では増収増益を確保。純利益も過去最高を更新した。三好崇司副社長は「景気回復の恩恵や構造改革の効果」と話す。

 東芝も、震災で売上高の700億円分が消えたが、主力の半導体事業が好調で、過去最高の純利益を計上。逆に、NECは携帯電話事業の不振で、最終赤字に転落し、本業の強さが明暗を分けた。

 震災の影響はむしろ、12年3月期の方が大きく出る。業績予想は、6社のうち4社が公表を見送った。予想を出さなかったシャープの片山幹雄社長は「当面は国内消費の落ち込みが予想され、事業環境は予断を許さない」。富士通は震災後、情報通信事業で商談の延期や凍結が相次いでおり、予想できないという。

 各社が期待を寄せるのが、新興国市場と被災地の復興に伴う需要増だ。

 東芝は12年3月期も震災の影響で売上高が3千億円分減るとみる。それでも、村岡富美雄副社長は「(被災地の)家の新築などでエアコン、テレビの需要が出てくる」。パナソニックは国内で、省エネ住宅やLED照明の販売増を見込む。(大宮司聡)
by nsmrsts024 | 2011-05-11 23:37 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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