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5月15日(日)・・・計画的避難始まる 初日は飯舘村、川俣町の113人

東京電力福島第一原子力発電所の事故で「計画的避難区域」に指定された福島県の5市町村のうち、飯舘村と川俣町で15日、自治体が用意した施設への住民の避難が始まった。乳幼児がいる計18世帯、113人がまず、区域外へ移動した。

 計画的避難の対象は5市町村の約3千世帯、約1万人で、うち5千人前後はすでに自主的に避難している。政府は今月中に避難を終えるよう求めているが、避難先の確保が難しいうえ、避難に伴う補償の内容が不透明なことなどから、完了には時間がかかりそうだ。

 全村が計画的避難区域になっている飯舘村役場ではこの日、出発式があり、避難する住民を菅野典雄村長らが送り出した。10世帯の64人が福島市の公務員宿舎など3カ所に引っ越した。同村では、避難対象の約1700世帯、約6200人の3割ほどがすでに自主避難している。

 川俣町は山木屋地区の509世帯、1252人が避難対象。同町でも出発式が行われ、8世帯の49人が町内の避難対象区域外にある町営住宅など4カ所に移った。町によると、避難対象の世帯の多くが避難を済ませている。

 残りの南相馬市、浪江町、葛尾村の3市町村も今後、避難を進める。このほか、飯舘村に隣接する伊達市でも、避難を望む住民に市が避難先をあっせんし、計画的避難区域に準ずる対応をとる。

 各自治体は避難先の施設を確保し、放射線の影響を受けやすい乳幼児や妊婦のいる家庭などを優先的に避難させる。
by nsmrsts024 | 2011-05-15 21:14 | 朝日新聞・綜合、政治

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