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5月22日(日)・・・沿岸から転校生、ソーラン節で絆 宮城の小学校で運動会

東日本大震災の被災地では、津波で甚大な被害を受けた沿岸から内陸に転校する子どもたちが急増している。宮城県北部の内陸、登米市の佐沼小学校には震災後、南三陸町や気仙沼市などから50人がやってきた。同校では21日、運動会が開かれ、東北の沿岸部などでもよく歌われるソーラン節を一緒に踊りあげた。

 「がんばるぞ、宮城!」。先生が声をあげると、頭にはちまきを巻いた5、6年生約250人が一斉に掛け声をあげ、元気よく「漁師の踊り」を舞い始めた。後半には、観客席の児童や保護者も加わり、約400人が校庭で踊った。

 南三陸町で自宅が流され、登米市内のアパートに移り住んだ主婦は「転校した息子の様子が気になっていたけど、新しい学校の友だちと一緒に踊る姿を見てほっとした」。佐藤信男校長は「このソーラン節が、新しく加わった仲間との絆を結んでくれることを祈りたい」と目を細めた。

 児童数が750人となった同小では、3年生と6年生の学級を一つずつ増やし、新たに2人の講師を臨時に採用。東京都からも教員を1人派遣してもらって授業を続けている。

 宮城県内ではほかにも、内陸の大崎市に石巻市63人、南三陸町43人、東松島市18人の小中学生が転入。仙台市も福島県などからの転入が続いているが、仙台市教委は「移動が激しすぎて数字を把握できていない」という。(三浦英之、山下龍一)
by nsmrsts024 | 2011-05-22 05:13 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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