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9月25日(日)・・3.11から日本の国は・・チェルノブイリの教訓学べ 今年もベラルーシに検診団

チェルノブイリ原発事故後20年にわたってベラルーシで医療活動を支援してきた福岡県古賀市のNPO法人が25日、20回目の検診団を現地に送る。福島の原発事故後、初の派遣だ。チェルノブイリの経験をフクシマに役立てたい。気持ちを新たに海を渡る。 

 このNPOは「チェルノブイリ医療支援ネットワーク」。旧ソ連時代の1986年に起きた事故を受け、90年に九州の医療関係者らが「チェルノブイリ支援運動・九州」の名で設立した。募金で医療機器を贈ったり、医師を派遣したりし、現地の赤十字と協力して検診や治療を続ける。

 「日本はチェルノブイリの実態を、国も医師も知らなかった。本当の情報が必要」。9回目の現地入りとなる日本医科大の清水一雄教授(63)=内分泌外科=は今回の派遣の重要性を語る。

 清水さんは甲状腺がんの専門家。事故から13年後の99年、検診団に初参加した時の驚きが忘れられない。

 現地の小児甲状腺がん患者の数が事故の前後11年間で約73倍に増えた、とベラルーシの国立甲状腺がんセンター長から聞いた。「患者数の多さは異常だった」と振り返る。

 「福島の事故で放出された放射性物質の量はチェルノブイリの約10分の1とされるが、福島でも小児甲状腺がんが増える可能性はある。子どもを守らなければ」と訴える。
by nsmrsts024 | 2011-09-25 09:35 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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