3月1日(木)・・3.11東日本大震災から・・・最大限の津波を想定 安全委小委が原発耐震指針改定案
2012年 03月 01日
震災で福島第一原発事故が発生、他原発でも想定が不十分だったことを踏まえ、2006年に改定された指針と10年末に定めた細則(手引)の再改定を昨年7月から検討していた。津波は、起こり得る最大規模の「基準津波」を設定。施設が浸水せず、冷却水の取水も確保できるよう求める。噴火や地すべりによる津波の考慮も明記した。
地震や津波の想定は、原発周辺だけでなく世界で起きた大規模な事例を踏まえた検討を求める。原発周辺に記録がなくても、地下の構造が大地震が起きた他の場所と似ていないか、同様の地震や津波の可能性がないかを検討することになる。地震に伴う地殻変動の考慮も記した。