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3月9日(金)・・3.11東日本大震災から・・・中学生2人きりの卒業式 全島避難の宮城・女川の出島で

東日本大震災の津波で被災し、一時は全島避難となった宮城県女川町の離島・出島(いずしま)の女川第二中学校で9日、2人きりの3年生が島に戻って卒業式に臨んだ。

 阿部富博さん(15)は「最後の一日、自分たちの校舎で卒業式を行えることが本当にうれしい」と答辞を読み上げ、須田未来さん(15)と巣立った。島中の人々が門出を祝った。

 昨年3月11日、高台にある校舎は無事だったが、出島は住宅地まで浸水し、直後は全島避難に。今もまだ、多くの住民が島に戻れずにいる。女川二中は町中心部にある女川一中に間借りした状態が続き、生徒は仮設住宅などから通う。

 受け入れ先の一中の生徒約200人は、運動会では二中生13人と二中校歌を歌い、文化祭でも二中伝統の「獅子振り」に加わってくれた。阿部さんは「気軽に話せるようになり、友達も増えました」と語った。

 でも「卒業式は島で」と2人は望んだ。これが今年度最初で最後の、島での学校行事になった。
by nsmrsts024 | 2012-03-09 22:56 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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