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3月11日(日)・・東日本大震災(津波被災)と福島第一原発(放射能被害)事故から一年

[ 東日本大震災1年 家族離ればなれ3割、仕事ない4割]
東日本大震災は11日で発生から1年になる。死者・行方不明者は1万9千人に上り、仮設住宅などで避難生活を強いられている人も34万人を超える。東京電力福島第一原発事故があった福島県では、県外に避難した6万3千人が、見えない帰郷の日を今も待ち続ける。一方、奪われた命を悼みながら、もとの暮らしを少しでも取り戻すための「復興」の手立てはどこまで進んだか。被災地では、槌音(つちおと)に希望を抱きながらも、進まぬがれき処理や除染、雇用対策などに不安や不満の声があがる。震災後2年目に向けての課題はまだ多い。

 朝日新聞は1月下旬~3月上旬、「いま伝えたい 千人の声」で取材した被災者やその保護者のうち、岩手、宮城、福島の仮設住宅とアパートなどの「みなし仮設」で暮らす計1033人に面接調査した。離れて暮らすようになった家族が「いる」と答えた人が3割に上り、失業や休業に追い込まれた人も4割いた。もとの暮らしを取り戻せていない実態を裏付けている。

 震災をきっかけに、離れて暮らす家族が「いる」と答えた人は32%。このうち、再び一緒に暮らす見通しが「立っている」と答えた人は14%だった。特に東京電力福島第一原発の事故による避難が続く福島では、離れた家族がいる人が50%に達したが、一緒に暮らす見通しが立っている人は7%だった。

[東日本大震災1年 追悼式で1200人黙祷]
政府主催の「東日本大震災1周年追悼式」が11日午後、東京都千代田区の国立劇場であり、天皇、皇后両陛下、野田佳彦首相、各地で被災した遺族代表ら国内外の約1200人が出席した。地震発生から1年の午後2時46分に全員で黙祷(もくとう)。首相の式辞に続き、天皇陛下が「おことば」を述べた。

 天皇陛下は「被災地の今後の復興の道のりには多くの困難があることと予想されます。国民皆が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくよう期待しています」と述べた。野田首相は「被災地の復興を一日も早く成し遂げる」としたうえで、原発事故が起きた福島県について「必ずや再生させ、美しいふるさとを取り戻すために全力を尽くす」と話した。

 宮内庁によると、2月に冠動脈バイパス手術を受けた天皇陛下は追悼式への出席を強く望み、今月7日には胸の水を抜く治療を受けて式に臨んだ。陛下の体調に配慮して、出席時間は当初予定の半分の約20分に短縮された。



[2011年3月11日] 東北地方で震度7 岩手・宮城・福島沿岸に大津波警報
11日午後2時45分ごろ、東北地方で震度7の地震があった。
 気象庁によると、震度7は宮城県北部、6強は宮城県南部・中部、福島県中通り・浜通り、茨城県北部・南部、栃木県北部・南部。
 岩手・宮城・福島県沿岸に大津波警報が出された。


[2011年3月11日] 地震規模はM8.4 釜石で津波4.2メートル
11日午後2時46分ごろ、三陸沖を震源とする地震があり、宮城県北部で震度7、東京23区でも震度5強の揺れを観測した。震源は同県・牡鹿(お・しか)半島の東南東130キロ、深さは約10キロ。地震の規模を示すマグニチュード(M)は8.4と推定される。気象庁は岩手、宮城、福島3県に大津波警報を発令。北海道から伊豆諸島にかけて広範囲に津波警報を出した。震度7の揺れを観測したのは2004年10月の新潟中越地震以来。
by nsmrsts024 | 2012-03-11 08:08 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024