3月18日(日)・・3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から1年と7日
2012年 03月 18日
東日本大震災で被災し、仮設校舎で授業をしてきた岩手県大槌町の赤浜小学校で17日、卒業式があった。新年度は授業や行事は他の3校と合同で行われ、翌年度からは統合される予定。被災した校舎を使った最後の卒業式で、震災から1年ぶりに校舎内で授業も行われ、別れを惜しんだ。
卒業生は5人。自分で作った手すき和紙の証書を佐々木啓子校長から受け取り、「父のような漁師になる」「漫画家になる」と、将来の夢を宣言した。
式後は、震災で浸水した2階の教室で最後の授業を受けた。卒業生の一人、中村史佳さんは「少しだけでも帰って来ることができてよかった。思い出になった」。校舎の前で先輩や先生らと記念撮影していた。
その後、震災時に学校から避難して一夜を過ごした高台の黒沢ウメさん(80)宅に、5人で卒業の報告とお礼に行った。
[2011年3月12日]・・[原子炉本体「破損していない」 福島原発爆発で枝野長官]
枝野幸男官房長官は12日夜、首相官邸で記者会見し、東京電力福島第一原子力発電所1号機の爆発について、原子炉本体ではなく建屋の崩壊であり、「東電からは(炉心を入れる圧力容器を守る)格納容器が破損してないことが確認されたと報告を受けた」と述べた。
[2011年3月12日]・・[福島第一原発1号機に海水注入開始 格納容器冷却へ]
経済産業省の原子力安全・保安院は12日、東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第一原子力発電所1号機(福島県大熊町)で、午後3時30分ごろに大きな爆発音を伴う爆発が起きたことを明らかにした。枝野幸男官房長官は同日夜会見し、爆発は何らかの理由で建屋内にたまった水素によるもので、原子炉の安全性を保つ格納容器は損傷していないこと、今後の損傷を防ぐため、容器を海水で満たして冷やす措置を指示したことを明らかにした。
[2011年3月12日]・・[避難範囲拡大、対象住民は十数万人に 福島第一原発]
福島第一原子力発電所の爆発を受け、12日夕に国の避難指示の対象が半径20キロ以内に拡大された。避難が必要な自治体が2市5町2村に増えて対象住民は十数万人に達し、各役所の職員たちは対応に追われた。
[2011年3月12日]・・[福島第一原発1号機爆発時、3人被曝 県発表]
経済産業省の原子力安全・保安院は12日、東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第一原子力発電所1号機(福島県大熊町)で、午後3時30分ごろに大きな爆発音を伴う爆発が起きたことを明らかにした。枝野幸男官房長官は同日夜会見し、爆発は何らかの理由で建屋内にたまった水素によるもので、原子炉の安全性を保つ格納容器は損傷していないこと、今後の損傷を防ぐため、容器を海水で満たして冷やす措置を指示したことを明らかにした。福島県は同日、近くの病院の屋上に待機していた3人がこの爆発で被曝(ひばく)したと発表した。
[2011年3月13日]・・[輪番停電14日から実施 原発被災、電力不足長期化か]
福島第一・第二原子力発電所の大規模被災などを受け、東京電力は週明け14日から、地域単位で順番に時間を決めて電力供給をとめる「輪番停電」を実施する方針だ。戦後の混乱期以来の措置となる。同原発は首都圏の電力需要を支える重要な発電所だが、復旧どころの状態ではなく、大幅な供給不足が見込まれるためだ。長期化すれば、日本経済にも大きなダメージになりかねない。
[2011年3月13日]・・[被災地、進まぬ安否確認 役場も交番も水没・情報途絶]
東日本大震災の発生から丸1日が経過しても、自治体などによる行方不明者の安否確認は進んでいない。死者数は増えているが、被害の実態を反映できておらず、全容の解明にはほど遠い状況だ。想定外の大きな地震と津波によって、情報を集約する自治体の庁舎自体が壊滅的な被害を受け、使えなくなったことも一因だ。