3月25日(日)・・3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から1年と14日
2012年 03月 25日
東京電力の柏崎刈羽原発6号機(新潟県、135.6万キロワット)が25日午後2時、定期検査のために出力を落とし始めた。26日午前0時ごろに発電を停止する予定で、稼働する東電の原発はゼロになる。5月には北海道電力の泊原発3号機(91.2万キロワット)も定検に入る予定で、再稼働する原発がなければ、国内54基すべてが止まる。
[サンマ焼ける復興の香り 山口の商店街、気仙沼産配る]
東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の復興を手助けしようと、山口市の山口道場門前(どうじょうもんぜん)商店街で24日、気仙沼から運ばれたサンマの炭火焼きが無料で振る舞われた。アーケードは香ばしく焼き上がったサンマの香りに包まれ、2時間ほどで850匹がはけた。
気仙沼から招かれた「目黒のさんま」実行委員の梅津覚太郎さん(62)は「被災地から笑顔を届けることが出来てうれしい」と話した。25日も正午からサンマが振る舞われる。
[2011年3月15日]・・・燃料・食料・薬…不足状態は深刻 宮城県、避難32万人
被災した県で、避難所で過ごす被災者が約32万人と最も多い宮城県(14日午後6時現在)。前日より約11万人増えた。孤立状態にある被災者も900人以上に上っているという。何が求められているのか――。
[2011年3月15日]・・・放射線量、通常の260倍 福島第一原発の10キロ南
東京電力は、福島第一原発の10キロ南にある第二原発のモニタリングポストの放射線量が、午後10時7分に、通常の260倍にあたる1時間あたり9.4マイクロシーベルトになったと発表した。福島第一原発2号機の影響とみられる。
[2011年3月15日]・・・2号機の水位低下、再び燃料棒すべて露出 福島第一原発
東京電力は、福島第一原発2号機の水位が再度低下し、再び燃料棒がすべて露出したと発表した。原子炉を覆う圧力容器から外側の格納容器に通じる弁が二つとも閉じた状態になり、冷却用の海水を補給しにくい状態になっている。東電は圧力容器から外部への直接排気を検討している。
[2011年3月15日]・・・2号機、高濃度放射性物質を放出 福島第一原発
東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第一原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)の2号機で14日、原子炉内の水位が低下、燃料棒全体が水から露出して空だき状態になり、炉心溶融が否定できない状態になった。いったんは回復したが再度露出し、蒸気を排出する弁も閉まって水を補給しにくくなった。格納容器内の圧力を下げ、海水を注入できるようにするため、15日午前0時過ぎ、放射性物質を高濃度に含む蒸気の外気への放出に踏み切った。
[2011年3月15日]・・・2号機「圧力低下」と発表 水位は低下したまま 東電
東京電力は15日午前4時すぎの記者会見で、福島第一原発2号機について、圧力容器にある弁を同日午前1時10分に再び開き、圧力が低下したと発表した。14日深夜に弁が閉じて圧力が上昇。海水の注入ができなくなって冷却水の水位が低下し、燃料棒全体が再び露出していた。「圧力が低下して再び海水が入っていると思われる。水位は低下したままだ」としている。
[2011年3月15日]・・・政府と東電、一体の対策本部設置 本部長に菅首相
菅直人首相は15日早朝、政府と東京電力が一体となった対策本部を設置すると発表した。本部長には菅首相が就き、東電本社内に設置する。