7月21日(土)・・3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から1年と4ヵ月

[線量計に鉛板、東電下請けが指示 原発作業で被曝偽装]
東京電力が発注した福島第一原発の復旧工事で、下請け会社の役員が昨年12月、厚さ数ミリの鉛のカバーで放射線の線量計を覆うよう作業員に指示していたことがわかった。法令で上限が決まっている作業員の被曝(ひばく)線量を少なく見せかける偽装工作とみられる。朝日新聞の取材に、複数の作業員が鉛カバーを装着して作業したことを認めた。役員は指示したことも装着したことも否定している。厚生労働省は、労働安全衛生法に違反する疑いがあるとして調査を始めた。

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 朝日新聞は、福島県の中堅建設会社である下請け会社「ビルドアップ」の役員(54)が偽装工作したことを示す録音記録を入手した。昨年12月2日夜、作業員の宿舎だった福島県いわき市の旅館で、役員とのやりとりを作業員が携帯電話で録音していた。

 役員はその前日、作業チーム約10人に対し、胸ポケットに入るほどの大きさの線量計「APD」を鉛カバーで覆うよう指示した。だが3人が拒んだため、2日夜に会社側3人と話し合いがもたれた。役員は録音内容を否定するが、この場にいた複数の作業員が事実関係を認めている。


[作業員に鉛カバー作らせる 被曝隠しの下請け 福島第一]
東京電力福島第一原発の復旧工事に参加した下請け会社ビルドアップ(福島県)の役員(54)が昨年12月、作業員が身につける放射線の線量計を覆うために用意した鉛のカバーは、事前に作業員自身に作らせたものだった。製作に加わった作業員たちの証言でわかった。

 「APD」と呼ばれる線量計は縦97ミリ、横58ミリ、厚さ16ミリ。防護服の下のシャツの胸ポケットに入れ、ガンマ線やベータ線を前面のセンサーで感知し、全身にどれだけの放射線を浴びたかを測る。毎日、東電が作業員に貸し出す。

 作業員らによると、昨年11月30日、ビルド社の作業チーム約10人の半数ほどが原発構内の作業場に集められた。役員は厚さ数ミリ、縦横1メートルほどの鉛板を用意していた。通常は汚染水の配管を覆って放射線を遮るために使う鉛板とみられる。








千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた人間が発する核災害の記録
(東日本大震災と放射能人災からの1年間を顧みる)


[2011年7月25日]・・福島の子ども36万人甲状腺検査 県民全員に健康手帳
東京電力福島第一原発の事故による福島県民への放射線の影響を追う健康調査について、福島県の委員会は24日、今後の詳細な内容を決めた。震災発生時に18歳以下だった約36万人を対象に甲状腺がん検査を生涯にわたり実施する。これだけ大規模で長期に甲状腺の影響をみる検査は例がない。全県民200万人を対象に調査記録を保存する手帳「健康管理ファイル(仮称)」も作る。

 子どもは大人より放射線の影響を受けやすく、特に甲状腺がんが子どもで増えることがチェルノブイリ原発事故の調査でわかっている。放射線の影響とみられる甲状腺がんの発生は事故後4~5年からだった。

 福島の甲状腺検査では、10月から2014年3月までに超音波(エコー)検査で現時点でのがんの有無を調べる。それ以降は全員に2年に1度、エコー検査を受けてもらう。20歳以上は5年に1度にするが、生涯、無料で検診をする。


[2011年7月27日]・・外国人観光客の解約も賠償 原子力紛争審中間指針原案
東京電力の原発事故に伴う賠償の目安を定める政府の原子力損害賠償紛争審査会が近くまとめる中間指針の原案が明らかになった。焦点の風評被害については、お茶や花、木材を賠償対象に加え、外国人観光客の解約に伴う被害を全国で認めるなど、賠償範囲を大きく広げた。

 審査会は29日の次回会合で原案をもとに議論を詰め、8月5日に中間指針を確定させる予定。追加の検討項目となった汚染牛の賠償問題は29日に議論し、中間指針に盛り込む。

 5月にまとめた2次指針では、福島、茨城、栃木、群馬の4県全域と、千葉県の2市1町で生産されたすべての農産物(食用)の風評被害を賠償対象と認定した。中間指針では、埼玉・千葉両県でも野菜が値崩れしているとの専門委員の調査結果を踏まえ、両県全域を加えた6県に賠償範囲を広げる。
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by nsmrsts024 | 2012-07-21 04:28 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた核災害


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