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8月24日(金)・・3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から1年と5ヵ月

[尖閣・竹島上陸、衆院が抗議決議 野田首相は今夕会見]
衆院本会議は24日、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島上陸と、香港の活動家らの尖閣諸島上陸に対する抗議決議を、民主、自民両党などの賛成で採択した。共産、社民両党は中韓両国と緊張を高めるべきでないとして反対。衆院本会議での決議は尖閣関連は初で、竹島関連は「李承晩(イ・スンマン)ライン」で韓国が竹島を取り込んだ翌年の1953年以来となる。

 竹島問題の決議では、「竹島は我が国固有の領土。李大統領の上陸を強く非難し、不法占拠を韓国が一刻も早く停止することを強く求める」と主張。大統領が天皇訪韓の条件として植民地支配への謝罪を求めた発言について「極めて非礼で決して容認できない」として撤回を要求した。日韓関係については「重要な隣国であるとの認識は変わらない。政府要人と国民に賢明で冷静な対応を強く求める」とした。

 尖閣問題での決議では、「尖閣諸島は我が国固有の領土で有効に支配しており領有権の問題は存在しない」と強調。活動家らの上陸について「厳重に抗議する」とし、日本政府に「警備体制の強化を含めあらゆる手立てを尽くすべきだ」と求めた。「中国は幅広い分野で利益を共有する重要なパートナーだが、主張すべきを主張し、領土、領域の保全を全うし、国益を守っていくべきだ」とした。


[首相「竹島、不退転の覚悟」 衆院、上陸抗議の決議採択]
野田佳彦首相は24日夕、首相官邸で臨時に記者会見し、竹島(韓国名・独島〈トクト〉)をめぐる問題に「毅然とした態度で、不退転の覚悟で臨む」と述べた。日本の領有権の正当性を主張し、韓国側の対応を批判。国際司法裁判所(ICJ)への共同提訴に応じるよう訴える一方、「冷静に対応する」とも強調した。

 この日の会見は、領土問題で韓国との対立が先鋭化していることを受け、国内外に向けて日本政府の取り組みや今後の対応を説明するために開いた。

 首相は竹島について「根拠とされている文献の記述はあいまいで、裏付けとなる明確な証拠はない。韓国によって不法占拠されている」と韓国の対応を強く批判。そのうえで「国際社会の法と正義に照らして議論を戦わせ、決着をつけるのが王道だ」と、ICJへの共同提訴に応じるよう強く求めた。










千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた人間が発する核災害の記録
(東日本大震災と放射能人災からの1年間を顧みる)


[2011年10月18日]・・コメに放射能、悪条件重なる 福島・二本松産から検出
福島県二本松市の旧小浜町地区のコメから1キロあたり500ベクレルの放射性セシウムが検出された問題で、県は17日、セシウムを取り込みやすい複数の条件が重なったのが要因とみられ、「極めてまれなケース」とする中間報告を発表した。

 発表によると、この水田の土壌は約75%を砂が占め、セシウムを吸着するとされる粘土は約13%で、県内の土壌の平均より少なかった。肥料として入れたカリウムは表面付近の土100グラム中3.1ミリグラムで、県の田の平均20ミリグラムより少なかった。カリウムは、イネのセシウム吸収を抑えるが、この水田での使用量は通常の4割程度だったという。

 田には常時わき水が流れ込んでいた上、イネの根が短く、水に浸る状態が続いていた。周囲の木からセシウムが流れ込んだ可能性もあるという。

 県農業総合センターの吉岡邦雄・生産環境部長は「こうした条件の複合的な影響と考えられる。どれかが欠けても高濃度にはならなかっただろう」と言う。センターはこの田の土を使い、実験を続けるという。


[2011年10月18日]・・東電、政府に7千億円資金要請へ 賠償金支払いめぐり
東京電力が福島の原発事故の損害賠償をするため、政府にまず7千億円ほどを出してもらうよう求めることが18日、わかった。東電は15%ほどの電気料金値上げを考えていたが、政府に支援を求めるにあたり、いったん見送ることにした。

 政府による資金支援を担う「原子力損害賠償支援機構」が東電と調整している。9月にできた機構の第1弾の支援となる。

 東電は、今年度内に確実に必要になる賠償額を7千億円ほどとした。これから数カ月は原発のまわりの地域で住民の避難が続き、企業も活動できないとみたうえで、この金額をはじき出したという。今後、賠償の支払いにもっとお金が必要になれば、政府にさらに支援を求めるとみられる。


[2011年10月18日]・・・大川小に明かり 校門前の祭壇ともす 宮城
津波で児童74人と教職員10人が死亡・行方不明となった宮城県石巻市の大川小学校校門前の祭壇に太陽電池を利用した明かりがともった。集落の大半が流され、周りには街灯もないため、これまで夜は真っ暗だったが、明かりができたことで日没後も供養に訪れる人が来やすくなった。

 子ども2人を失った鈴木義明さん(49)、実穂さん(43)夫妻は「これで子どもたちも迷わずに学校に戻ってこられる」と話し、花を手向けた。


[2011年10月19日]・・「官邸では福島産米を食べる」 首相、仮設住宅など視察
野田佳彦首相は18日、福島県内を訪ね、仮設住宅や除染作業の現場を視察した。大玉村の仮設住宅では地元産の新米で握ったおにぎり2個をほおばり、「まいうー(うまい)」。その後、記者団に「安全かつおいしいお米だ。風評被害をなくす第一歩として、官邸で私が食べるお米は福島産を使うよう指示したい」と語った。

 仮設住宅では原発事故で避難している住民から詰め寄られる場面もあった。富岡町から避難した女性(75)に「農地まで除染しきれるのか。これでは生殺しだ」と迫られ、「(原子炉が)冷温停止になった時に徹底した除染をしたい」と答えた。福島市で放射線量が比較的高いとされる大波地区の除染作業も見て回った。


[2011年10月20日]・・再び炉心損傷の確率、5千年に1度 東電が試算
福島第一原発の炉心が再び損傷する確率は1基あたり5千年に1回――東京電力は17日に公表した施設運営計画で、こんな試算を明らかにした。事故前は1千万年に1回と評価していたが、運転開始後わずか40年で3基の炉心が溶け落ちるメルトダウンを起こした。

 東電は1~3号機について、原子炉への注水ができなくなる場合を想定。18時間以上回復ができず、炉内の温度が1200度以上になる確率を計算した。

 落雷などによる電源喪失は10年に1回、注水設備の破損が15年に1回、大津波は700年に1回などとして計算したところ、1基あたり1万年に2.2回の頻度との結果になった。

 最も影響が大きいのは大津波だった。東電は「あくまで要因を探り対策を考えるためのもの。自信を持って言える数字ではない」としている。


[2011年10月20日]・・・釜石の貨物船、海へ 津波で乗り上げたまま7カ月ぶり
津波で岩手県釜石市の釜石港岸壁に乗り上げたままになっていた全長約100メートルの大型貨物船アジアシンフォニー(4724トン)が20日、国内最大級のクレーン船で海に戻された。7カ月ぶりの撤去で、付近の住民らは「やっと爪痕の一つが姿を消した」と話した。

 撤去に備えて積み荷や燃料を抜き取り、重量を約2300トンまで「減量」。4千トンまで持ち上げられる寄神建設(神戸市)のクレーン船「洋翔」がワイヤ32本で釣り上げて移動し、港の海面にゆっくり下ろした。

 貨物船は船底の水漏れなどを調べた後、7~10日後に作業を請け負った会社のある広島県江田島市へ運ばれる予定。

 貨物船は停泊中に津波に遭い、船首が防潮堤を突き破って脇の道路まではみ出した。通行の妨げになるうえ、「震災を思い出す」と付近の人らが早期撤去を望んでいた。一方、津波のすさまじさを表しており、見物に訪れる人も多かった。
by nsmrsts024 | 2012-08-24 22:31 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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