人気ブログランキング | 話題のタグを見る

9月18日(火)・・3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から1年と6ヵ月

[魚釣島に日本人2人上陸 石垣島から出港、海に飛び込み]
海上保安庁によると、尖閣諸島の魚釣島に18日午前9時半ごろ、日本人2人が上陸した。沖縄県警と第11管区海上保安本部(那覇市)などによると、石垣島(同県石垣市)を出港した漁船「第8みちたけ丸」でやって来たとみられ、海に飛び込んで泳いで上陸したらしい。石垣海上保安部の海上保安官が、同船の立ち入り検査を行ったところ、乗っていたのは日本人の男性5人で「尖閣の周辺海域に漁で向かうが、上陸はしない」と伝えられたという。県警によると、すでに2人は島を離れている。船は18日午前0時半ごろに出港した。


[日本大使館前に1万人 北京の反日デモ 当局は警戒強化]
満州事変につながる柳条湖事件から81年を迎えた18日、中国各地では大規模な反日デモが呼びかけられた。中国当局の警戒は、15、16日のデモを上回る規模。尖閣諸島を巡る対立に歴史問題が重なり、反日感情の高まりはピークを迎えそうだ。

 北京市の日本大使館前では、17日夜から警察隊が周囲に展開し警戒を始めた。近くの住民によると、18日早朝、3人の男が警察官の制止を聞かずに大使館の前で勝手に歌を歌い始めると、警棒を持った警察官に殴られ、連行された。

 ヘルメットに迷彩服を着た武装警察を含め、大使館周辺を守る警察隊の規模は早朝から千人を超えた。大使館を囲む移動式のフェンスも延長され、現場を通り抜けようとする市民にも、警察官が細かく行き先を尋問。「立ち止まるな」と呼びかける。

 いずれも、これまでにはなかった警戒ぶり。尖閣を巡る対立が深まる中、中国で最も反日感情が高まる9月18日を迎え、中国当局の緊張も強い。


[尖閣接続水域に中国の監視船 周囲に漁船 海保が警戒]
18日午前6時50分ごろ、日本の領海の外側にある接続水域にあたる魚釣島の北北西約43キロで、中国の漁業監視船「漁政35001」が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣を目指す漁船についてきたとみられる。漁船も確認しているが、多数ではないという。

 海保によると、漁業監視船は東向きに航行し、午前8時半現在、接続水域内を航行している。巡視船は領海に入らないよう警告しているが、監視船は「釣魚島(尖閣諸島の中国呼称)は中国固有の領土で、正当な業務を実施している」などと応答したという。現場では海保のほか、水産庁の漁業取締船4隻も警戒に当たっている。

 日本の領海内での操業は外国人漁業規制法が禁じており、海保は違反する漁船は領海外に追い出す方針。ただ、水産庁によると、領海外は日中漁業協定で操業が認められている。

 今回は反日感情が高まっており、海保関係者は「警告に従わない漁船が出てきかねない」と警戒する。1隻ごとに立ち入り検査をするのは手間がかかる上、中国の漁業監視船とにらみ合いになる可能性もある。

 海保は今回、上陸を防ぐため、中国漁船などを尖閣諸島に接近させないことを最重視している。巡視船を周辺海域に追加派遣しなければならなくなる可能性もあり、各地の海上保安部に連絡した。海保幹部は「中国側がどんな行動に出るかわからないが、上陸は防ぎたい」と話す。


[「国恥の日」相次ぎ反日デモ 中国当局は抑え込み強化]
尖閣諸島をめぐる日中の対立が深まる中、中国は18日、満州事変の発端となった柳条湖事件が起きた「国恥の日」を迎え、各地で大規模な反日デモが始まった。当局の警備態勢は、激しいデモがあった先週末を上回り、現場は緊張に包まれている。尖閣周辺海域には、中国の漁業監視船や漁船の姿が確認され、日本側も警戒を強…


[ユニクロ・工場…中国で相次ぎ休業 日本人学校は休校]
満州事変の発端となった柳条湖事件から81年となった18日。中国国内では反日デモが再び相次ぎ、現地の日系企業や学校では休業や休校が相次いだ。

 カジュアル衣料のユニクロは中国にある145店舗のうち北京市を中心に42店舗を臨時休業。日本人従業員約200人に自宅待機を指示した。三越伊勢丹ホールデ…


[運転手「日本語は話すな」 日本企業襲われた青島]
「車は日本製でも、心は中国人」

 日本政府の尖閣諸島の国有化に抗議した反日デモで、日系企業への略奪や放火があった山東省青島市では17日、道行く日本車の多くが中国国旗を掲げ、そんな言葉のステッカーなどでメーカー名を隠して走っていた。

 タクシー運転手は周囲を気にしながら、記者に言った。

 「日本語は話すな」

 15日にデモ隊に放火され、建物の一部が焼けた青島のパナソニックの電子部品工場を訪ねると、まだ、焦げ臭いにおいがしていた。工場の壁は焼け跡が黒く残り、玄関のガラスはほとんど割られている。敷地内には、ボンネットなど車体がへこみ使えなくなった乗用車も見えた。












千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた人間が発する核災害の記録
(東日本大震災と放射能人災からの1年間を顧みる)


[2012年1月19日]・・世界の災害損失、過去最大 東日本大震災が6割 国連
国連は18日、2011年に世界で起きた自然災害の経済的損失は3660億ドル(28兆1800億円)で、米国でハリケーン「カトリーナ」が起きた05年の2430億ドル(18兆7千億円)を上回って過去最大となったと発表した。東日本大震災による損失が2100億ドル(16兆1700億円)にのぼったためだ。全体の6割近くにあたる大きさだ。

 国連組織の国際防災戦略(ISDR)が推計をまとめた。犠牲者は302の自然災害で計2万9782人。うち3分の2にあたる1万9千人(行方不明者含む)超が、東日本大震災によるものだとしている。

 死者数が多かったのは、ほかに、12月のフィリピン・ミンダナオ島の台風による1430人、1月のブラジル洪水で900人、8月~12月のタイ洪水813人、10月のトルコ地震604人など。世界ではあわせて2億600万人が災害の影響を被り、種類別では洪水が1億600万人、干ばつが6千万人、台風など大嵐が3400万人だった。(ジュネーブ=前川浩之)


[2012年1月20日]・・東電、賠償金250億円を福島県に支払う 被曝調査費に
東京電力は19日、福島第一原発の事故に伴う賠償金として、福島県に250億円を支払った。県は健康管理基金に積み立て、県民の被曝(ひばく)による影響の調査費用などに充てる。東電によると、今回の事故をめぐる地方自治体への賠償金支払いは初めて。

 文部科学省の原子力損害賠償紛争審査会は昨年8月の中間指針で、自治体が住民の健康調査に要した費用も賠償の対象と定めた。

 福島県は昨年9月、国からの交付金約1千億円で基金を創設。すでに、全県民の事故後の行動履歴を問診票で調べて被曝量を推計する健康管理調査や、18歳以下を対象とする甲状腺検査などを始めている。こうした費用を今回、県が東電に請求。東電が原子力損害賠償支援機構から資金を調達した。

 福島県は健康調査への賠償とは別に、除染など事故後の対応のために負担した費用についても東電に賠償請求する方針。


[2012年1月20日]・・原子炉格納容器の中、初めて撮影 2号機、内視鏡で
東京電力は19日、福島第一原発2号機の原子炉格納容器内の様子を温度計を付けた工業用内視鏡で調査した。事故が発生した格納容器内の様子を直接調べたのは初めて。ただ、水滴などで視界が悪く、推定されていた高さに水面は認められなかった。

 今回の調査は、燃料取り出しに向けたデータ集めが目的。格納容器の貫通部から直径8.5ミリの内視鏡カメラを入れて、70分間内部の様子を撮影した。放射線量は測定しなかった。

 東電は、格納容器内の圧力値から、格納容器の底部から高さ約4.5メートルのところに水面があると推定していた。しかし、高さ約4メートルの場所にある作業用の足場の位置まで内視鏡を下げても水面にたどりつかなかった。このため、水位は格納容器の床面から約4メートル以下と考えられるという。

 東電によると、推定には誤差があるため、今回の結果だけで、水位が推定と大きく異なっているとはいえないという。


[2012年1月21]・・・福島県の推計人口3万人減 原発事故・震災の影響分
福島県は20日、東京電力福島第一原発事故や大震災の影響によって昨年1年間に減少した人口を約3万人とする推計結果を発表した。

 住民票異動をもとに推計した人口は今年1月1日現在198万2991人で、昨年1年間で4万4147人減少した。一昨年の減少数を上回った分の約3万900人が原発事故と大震災の影響によるものと判断している。

 約3万900人の内訳は、死亡増や出生減による自然減少が約4400人、転出増と転入減による社会的減少が2万6500人。社会的減少は0~14歳、20~34歳などが目立ち、県は「原発事故が子どもと子育て世代の県外流出につながった」とみる。昨年10月以降も1カ月2千人前後の人口減が続いており、流出に歯止めがかかっていない。


[2012年1月21日]・・福島第一原発4号機、屋上のがれき撤去進む
東京電力福島第一原発4号機の原子炉建屋で、屋上のがれき撤去が進んでいる。特に使用済み燃料プールのある南側では、天井から垂れ下がっている梁(はり)などが取り払われた。今後、2年以内に始まる使用済み燃料プールからの燃料取り出しに向けて、来年にも南側だけを覆う建屋カバーを取り付ける工事を始める予定だ。

 東電の松本純一・原子力・立地本部長代理は「崩れかかった柱などはないと考えて耐震性を調べた結果、4号機の建屋は今でも十分に耐震性能があると評価している」としている。
by nsmrsts024 | 2012-09-18 06:19 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024