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10月19日(金)・・3.11原発爆発事故、事故調であがった政府及び東電の重要参考人がいま平穏は想定外だ

[東電前社長、天下りと超セレブ生活]

事故当時の東電社長、清水正孝(68)も業務上過失責任が問われて当然の人物だ。

 勝俣と清水の事故後のあり方はまったく対照的だ。

 株主総会でも、政治家との交渉でも、マスコミへの対応でも、勝俣は常に矢面に立った。責任追及はのらりくらりとかわしながら、東電という会社を守るために、勝俣は終始、鉄面皮ぶりを示してきた。

 では、清水はどうだろうか。勝俣が清水を社長に選んだ理由は「馬力があるから」だった。清水は筋力を鍛えるために常に脚に1キロのおもりを付けていたという。だが、その「馬力」は3・11当日に使われることはなかった。清水は仕事と偽って、夫人と奈良旅行を楽しんでいた。事故後の対応もふぬけぶりを示した。

 1号機、3号機が爆発したあとの11年3月14日、福島第一原発から東電が撤退しようとしている、との情報が官邸に入る。のちに「全面撤退」か「一部撤退」かで問題になる事案だ。

 官邸に呼びつけられた清水は、「撤退なんてありえませんよ」と当時の菅直人総理に言われると、「はい」と答えてモジモジしているだけだった。不安になった菅は、東電本店に細野豪志補佐官(当時)を常駐させる対策本部を作ったのだ。

 清水はその後、独り言を言うようになり、3月16日に倒れ、社内で休んでいたが、同月29日には入院してしまう。

 一時復帰後の4月11日には、謝罪のために福島を訪れた。だが、連絡のミスで、佐藤雄平福島県知事と会見できない、という失態を演じる。かえって、福島県民の怒りを駆り立てた。

 その後、清水は、雲隠れする。東電病院、四国の親戚、慶応病院、順天堂病院などを転々としていたようだ。その入院中に、都内に買った高級マンションのローンの残高を一括繰り上げ返済している。神奈川県内に実家があったが、我々のスタッフが調べると、すでに売却済みだった。

 清水が住む都内の一等地に見上げるようにそびえるタワーマンションには、ゲストルームやバーラウンジまであり、買い物の手配をしたり、面倒を見てくれるコンシェルジュが24時間稼働している。

 スタッフが清水に直撃取材を試みようとしたが、失敗に終わった。何せ出かける時は、ポーターのいる駐車場から、そのまま車で出て行ける環境である。東電社長としては、無責任極まりない事故から“逃亡”したように、今も口うるさい他人とは会わない生活を送っているのだ。

 今年春、清水は東電が筆頭株主である富士石油に「天下り」をした。…

我々のスタッフが問い合わせたところ、「社外取締役なので、出勤はしません」とのことで、やはり接触はできなかった。
 大熊町から避難し、いわき市内の仮設住宅で暮らす主婦はこう語る。

「こちらは2LDKに6人家族で住んでいます。元の住まいに帰れるかどうか、まったくわからない状態で希望も何もなく、ストレスだけがたまるばかりです。事故の責任者である社長が、タワーマンションに住む贅沢な生活をしているなんて、おかしくないですか」












3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から1年と7ヶ月
千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた人間が起こす核災害の記録
(東日本大震災と放射能人災からの1年間を顧みる)


[2011年3月15日]・・・2号機、高濃度放射性物質を放出 福島第一原発
東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第一原子力発電所(福島県大熊町、双葉町)の2号機で14日、原子炉内の水位が低下、燃料棒全体が水から露出して空だき状態になり、炉心溶融が否定できない状態になった。いったんは回復したが再度露出し、蒸気を排出する弁も閉まって水を補給しにくくなった。格納容器内の圧力を下げ、海水を注入できるようにするため、15日午前0時過ぎ、放射性物質を高濃度に含む蒸気の外気への放出に踏み切った。



[2011年3月15日]・・・2号機「圧力低下」と発表 水位は低下したまま 東電
東京電力は15日午前4時すぎの記者会見で、福島第一原発2号機について、圧力容器にある弁を同日午前1時10分に再び開き、圧力が低下したと発表した。14日深夜に弁が閉じて圧力が上昇。海水の注入ができなくなって冷却水の水位が低下し、燃料棒全体が再び露出していた。「圧力が低下して再び海水が入っていると思われる。水位は低下したままだ」としている。



[2011年3月15日]・・・政府と東電、一体の対策本部設置 本部長に菅首相
菅直人首相は15日早朝、政府と東京電力が一体となった対策本部を設置すると発表した。本部長には菅首相が就き、東電本社内に設置する。
by nsmrsts024 | 2012-10-19 06:27 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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