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4月21日(日)・・・

福島や仙台で最も遅い積雪観測 東北や関東、真冬の寒さ
列島を覆う寒気に、太平洋沿岸を進む低気圧へ向かう北風が重なった影響で、21日は東北や関東甲信越を中心に真冬並みの寒さとなった。4月下旬としては、東京都心で48年ぶりの寒さとなる最低気温5・3度、横浜市では、気象庁がウェブサイトで記録を公表している1961年以降最も低い5・1度を観測。仙台市や福島市、長野市などでは同年以降で最も遅い積雪となった。

 気象庁によると、最低気温は前橋市で2・8度、福島市で0・3度、仙台市で0・8度など、平年より6度以上低い地点が続出。西日本でも平年より4度前後低い地点が広がった。日中も気温があがらず、午後2時までの最高気温が平年の値を10度超下回る地点が相次いだ。山形市では平年より15度低い2・5度までしかあがらなかった。

 東北から関東甲信越にかけての各地で10センチを超える雪が降り、栃木県の奥日光では24時間降雪量が20センチを超えた。

 低気圧は列島の東に移動したため、今後北風は収まり、寒気も22日にかけ和らぐ見込み。気象庁は「23日ごろには平年並みの気温に近づく」としている。













3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から2年と1ヶ月
千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた人間が発する核災害の記録
(東日本大震災と放射能人災からの直後の1年間を顧みる)


[2011年4月19日]・・・死因の92%は水死 被災3県の検視結果
警察庁は19日、東日本大震災で、岩手、宮城、福島の3県で4月11日までに確認された死亡者1万3135人の検視結果を発表した。死因は水死が1万2143人と92.4%を占め、津波の被害の大きさが改めて確認された。性別では男性が45.5%、女性が53.6%。年齢層では、60歳以上が65.2%を占めた。  水死を県別にみると、比率が最も高いのが宮城の95.7%。岩手は87.3%、福島は87.0%だった。

 水死以外では、倒壊家屋の下敷きになるなどの圧死や窒息死、多発性外傷死などが3県合計で4.4%。ただ、この中にも津波による死者が含まれるとみられる。焼死は1.1%だった。阪神大震災では、死因は家屋の倒壊による窒息・圧死が7割以上を占めていた。

 死亡者のうち身元が確認できたのは8割強で、年齢層別でみると70代が最も多く24.0%。次いで、80歳以上(22.1%)▽60代(19.1%)▽50代(11.9%)。岩手、宮城、福島の海岸沿いの自治体では、震災による高齢者の死亡者の比率は、人口比の1.5~2倍ほどになっているという。警察庁は「高齢者は、発生当時の午後の時間帯に自宅にいた人が多く、津波から逃げ遅れたのではないか」とみている。





[2011年4月20日]・・・最愛の人、39日たって対面 原発10キロ圏内で発見
福島県警が福島第一原発から半径10キロ圏内で行方不明者の捜索を開始して20日で1週間になる。原発の事故直後に政府が避難指示を出して以降、捜索ができていなかった区域。いま、遺体が見つかり始めている。

 19日、福島県相馬市沖ノ内1丁目の遺体安置所。同県浪江町請戸の漁師須田直一さん(65)の棺(ひつぎ)の上には、たばこやおにぎりが置かれていた。「会えて良かった」。須田さんと6年間一緒に過ごした大内巳代子さん(60)は、変わり果てた姿をみて静かに涙を流した。  「原発の事故がなければすぐに救助に入れたのに……。助かったかもしれないよね」と大内さんは言う。浪江町の沿岸部は大津波で壊滅的被害を受けた。津波の後、須田さんと連絡が取れなくなった。自宅近くで須田さんが津波に流されたと知り合いから聞いた。だが、避難指示圏内で自ら捜しに行くことはできず、警察や自衛隊も1カ月以上、捜索に入れなかった。避難所生活をしながら、もどかしさが募った。

 今月14日、県警の捜索がようやく始まると、請戸地区周辺で身元不明の遺体が次々と見つかった。遺留品の写真は同県二本松市の小学校体育館に掲示されることになった。18日、大内さんがずらりと並ぶ写真を眺めると、見慣れた革製の犬の形をしたキーホルダーが目に飛び込んできた。軽トラックのキーをなくさないよう、須田さんにプレゼントしたものだった。

 「キーホルダーが私たちを引き合わせてくれた。一番幸せな時間を一緒に過ごした人。見つけてあげることができてよかった」。再会まで39日がたっていた。

 まだ大切な人が見つかっていない人もいる。浪江町の栃本勝雄さん(66)は、消防団で避難する人を誘導していて津波にのみ込まれたとみられるいとこの次男、橋本信之さん(37)を捜しているが、手がかりを得られずにいる。
19日には、橋本さんの母親とみられる女性の遺体が安置所で見つかった。栃本さんはつぶやく。「原発がなければ助かった命があったかもしれない。本当に悔しい」(田内康介)





[2011年4月20日]・・・世界の世論「原発反対」増加 9割が東日本大震災認識
東日本大震災による福島第一原発事故を受け、世論調査機関が世界47カ国・地域で調べた結果、原発賛成が震災前の57%から49%に減る一方で、原発反対は32%から43%に増えた。

 各国の世論調査機関が加盟する「WIN―ギャラップ・インターナショナル」(本部=スイス・チューリヒ)が、3月21日から4月10日までアジアや欧州、北南米、アフリカなどの3万4千人を対象に調べた。

 91%が日本での震災を知っており、81%が福島での放射能漏れについて聞いたことがあると回答。18%が「日々インターネットで情報収集している」とした。

 原発がある31カ国を国別に見ると、日本では原発反対が28%から47%に増え、原発賛成は62%から39%に激減。カナダやオランダなど3カ国とともに、反対と賛成が逆転した。中国やインド、ロシアは原発賛成が多数派だが、いずれも賛成が10%以上減った。震災前にすでに原発反対が賛成を上回っていたベルギーやドイツ、スイス、ブラジルでは、その差がさらに広がった。

 日本の経済復興については、48%が震災前と同じかさらに成長すると答え、38%は震災前のレベルに戻れないと答えた。(ジュネーブ=前川浩之)
by nsmrsts024 | 2013-04-21 09:45 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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