人気ブログランキング | 話題のタグを見る

8月14日(水)・・・

菅元首相、刑事責任を否定 原発事故で東京地検に文書
東京電力福島第一原発の事故をめぐり、業務上過失傷害などの疑いで検察当局に告発されている菅直人元首相が14日、東京地検に、刑事責任を否定する内容の文書を提出したことが、関係者への取材でわかった。

 菅元首相は、東日本大震災による津波で福島第一原発が全電源を喪失した後、現地視察などによって原子炉格納容器の圧力を下げるベント(排気)を遅らせ、原発建屋の水素爆発を招いたなどとして、市民団体から告発されていた。

 こうした内容に対して、菅元首相は文書で、震災発生翌日の2011年3月12日午前1時半ごろには、東京電力にベントの実施を了承し、その後も一貫して早期実施を求めた▽同日早朝に原発を視察した際も、現場責任者に一刻も早いベントの実施を求めており、東電の事故対応を阻害してはいない、などと主張した。

















3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から2年と5ヶ月
千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた人間が発する核災害の記録
(東日本大震災と放射能人災から直後の1年間を顧みる)
[2011年9月20日]・・マイカーでの一時帰宅開始 福島県川内村、88台参加
東京電力福島第一原発事故で立ち入りが禁止されている警戒区域の住民の2巡目の一時帰宅が19日、福島県川内村から始まった。今回から自家用車による帰宅が認められ、88台が参加。村が用意した車を利用した人も含め92世帯の227人が我が家に戻り、冬物衣類や暖房器具などを持ち帰った。

 秋の彼岸を控え、吉岡清さん(68)は妻ヒデ子さん(63)と一緒に自宅そばの墓に参った。地震で倒れたままになっている墓石を前に、ヒデ子さんは「春から来てねぇんでは先祖も怒るよね」。清さんは「春の彼岸には帰って来たいねぇ。墓も直さないといけないし」とつぶやいた。

 志田君子さん(60)は、草がぼうぼうに伸びた畑や家庭菜園を見ながら「悲しくて涙が出ます。今後(警戒区域が)解除されたとしても、これで住めるのかなって思っちゃう」とぽつり。庭の草刈りをした後、電気カーペットやセーターなどを持ち出した。


[2011年9月26日]・・・仙台空港「完全復旧」 国際定期便、ソウル路線から再開
東日本大震災で壊滅的な被害を受けた仙台空港で25日、国際線の定期便の運航が再開された。空港ビルも全施設が使用可能になり、宮城県は「完全に復旧した」として利用増に向けたPRに力を入れる考えだ。まずはソウル路線から再開され、10月にはグアム、台北路線も再開する予定。

 仙台空港では午後0時半ごろ、ソウルからの国際定期便再開第1便が到着。約1時間後に出発第1便も同地に向けて飛び立った。運航するアシアナ航空によると、いずれも141席がほぼ満席だったという。

 第1便で韓国旅行に出かけた岩手県矢巾町の金秀子さん(69)は「国際便の再開を聞いて、一人でも乗客が増えればいいと思って第1便を選んだ。空港が被災した様子はテレビで見たが、本当にきれいになった」と驚いていた。


[2011年9月27日]・・原発周辺の被災者に仮設より長く住める住宅 細野氏意向
細野豪志原発相は26日の衆院予算委員会で、東京電力福島第一原発周辺の市町村の被災者を対象に、仮設住宅よりも長期間住むことができる公営住宅を、近隣の自治体に建設する考えを示した。

 通常の災害では自宅の再建までの間、政府は仮設住宅を建設し、原則2年間、被災者に提供している。だが、高濃度の放射性物質に汚染された地域では除染に時間がかかるため、地元からは半恒久的な住宅を求める声が出ていた。細野氏は「仮設住宅とはもう少し違う形で生活してもらい、除染ができたところから帰ってきてもらう方法について、実現に向けて努力したい」と語った。


[2011年9月28日]・・・牛肉、安心して食べて 出荷停止解除の4県、都内でPR
肉牛の出荷停止が解除された岩手、宮城、福島、栃木各県の牛肉の安全性をPRするため、JA全農が27日、4県合同の「牛肉安全宣言大会」を東京都内で開催した。

 全農や各県の畜産担当、農林水産省の関係者ら約300人が出席。各県の関係者が、出荷停止解除から約1カ月の状況を報告した。全頭・全戸検査態勢が整ったことで県外での食肉処理の受け入れが再開し、出荷ペースは回復基調にある一方、価格低迷が続く厳しい現状が語られた。

 福島県の関係者は「『牛肉は安全』とはばかることなく提供できる態勢ができた。不安なく消費して欲しい」と呼びかけた。


[2011年9月28日]・・福島市、全住宅を除染へ 目標1マイクロシーベルト以下
福島市は27日、市内全域を対象とした除染計画を発表した。約11万戸のすべての住宅のほか、学校や公園、道路、公共施設などに重点を置いて実施する。来年度末までに、市民が日常生活を送る場所の全域で、空間放射線量を毎時1マイクロシーベルト以下にするとの目標を掲げた。

 記者会見した瀬戸孝則市長によると、場所によっては同約3マイクロシーベルトが測定されている大波地区と渡利地区を最重点地域、一部で線量が高い8地区を重点地域に指定する。10月に最重点地域から除染作業に取りかかる。

 現在の線量が同1マイクロシーベルト以下の地域は60%の低減を目指す。行政だけで全域の早急な除染は難しいとして、線量が低めの場所などでは市民やボランティアに協力を求めるという。

福島市は27日、市内全域を対象とした除染計画を発表した。約11万戸のすべての住宅のほか、学校や公園、道路、公共施設などに重点を置いて実施する。来年度末までに、市民が日常生活を送る場所の全域で、空間放射線量を毎時1マイクロシーベルト以下にするとの目標を掲げた。

 記者会見した瀬戸孝則市長によると、場所によっては同約3マイクロシーベルトが測定されている大波地区と渡利地区を最重点地域、一部で線量が高い8地区を重点地域に指定する。10月に最重点地域から除染作業に取りかかる。

 現在の線量が同1マイクロシーベルト以下の地域は60%の低減を目指す。行政だけで全域の早急な除染は難しいとして、線量が低めの場所などでは市民やボランティアに協力を求めるという。


[2011年9月28日]・・セシウム飛散、250キロ以遠にも 群馬の汚染地図公表
文部科学省は27日、航空機を使って測定した放射性セシウムの蓄積量について、群馬県の汚染マップを公表した。東京電力福島第一原発事故によって飛散した汚染の帯が、250キロを超えて広がっていることが分かった。

 8月23日~9月8日、県の防災ヘリコプターで測定した。汚染度の高い地域の帯は、原発から北西60キロ付近まで延びた後、南西に方向を変えて栃木県を越え、群馬県まで続いていた。文科省によると、放射性物質を含んだ雲が山地に沿って風に運ばれ、樹木や雨によって地上に沈着したと推測できるという。

 放射性物質の量が半分になる半減期が30年のセシウム137で最も蓄積が多かったのは県北部。原発から約180キロ離れたみどり市や桐生市などの山間部の一部で、1平方メートルあたり10万~30万ベクレルにのぼった。250キロ離れた長野県境の一部でも3万ベクレルを超えた。チェルノブイリ原発事故では3万7千ベクレル以上が「汚染地域」とされた。
by nsmrsts024 | 2013-08-14 06:33 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024