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9月12日(木)・・・

3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から2年と6ヶ月
千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた人間が発する核災害の記録
(東日本大震災と放射能人災から直後の1年間を顧みる)
[2011年12月26日]・・・飯舘村で9カ月遅れの卒業式 小学校3校・幼稚園2園
東京電力福島第一原発事故で計画的避難区域となり、全村避難が続く福島県飯舘村の小学校3校と幼稚園2園が25日、合同で9カ月遅れの卒業・卒園式を開いた。隣の川俣町の中央公民館であった式には、本来3月に送り出されるはずだった112人のうち105人と保護者らが出席。県外の避難先からも駆けつけ、再会を喜びあった。

 飯舘村の小中学校と幼稚園は4月下旬に川俣町の学校に間借りして再開。中学校は震災当日に卒業式を終えていたが、小学校と幼稚園は開かれないままになっていた。

 村教委によると、川俣町内の村の学校・幼稚園に通っている子どもは約7割で、残りは全国各地に散り散りに避難している。


[2011年12月26日]・・・震災後の政治に「不満」8割 朝日新聞世論調査
朝日新聞社が実施した郵送による世論調査では、東日本大震災後の政治の現状に不満を抱いている人が80%に達した。一方で原子力やエネルギー政策をめぐる国民投票や、首相公選制への賛成は7割に上った。停滞する政治にいらだち、自分の手で政治を前に進めたいという意識がのぞいた。

 震災後の日本の政治にどの程度満足しているかを聞くと、「どちらかといえば不満」52%、「不満」28%で、「どちらかといえば満足」15%、「満足」1%だった。「不満」は無党派層で36%、20代で35%と高めだった。

 震災復興と原発事故について民主党政権のこれまでの対応を「評価しない」という人は71%で「評価する」は25%にとどまった。民主支持層でも50%が「評価しない」だった。


[2011年12月26日]・・ベントで水素逆流、原発3号機爆発の一因か 東電調査
東京電力福島第一原発3号機の原子炉建屋の水素爆発は、格納容器の損傷を避けようと緊急に行ったベント(排気)の際、水素が配管を逆流して建屋に入り込んだことが一因である可能性があることがわかった。東電が配管の調査をもとに、26日明らかにした。同様の逆流は、同じように水素爆発した1号機でも起きたのではないかと指摘されている。

 東電によると、ベント用の配管と一部を共用し、建屋につながる「非常用ガス処理系」の配管を調べた。すると、外側から内側にかけて放射線量が低くなっており、放射性物質が建屋に逆流したと判断した。このとき水素ガスも同時に流れ込んだとみられる。

 この配管には逆流防止装置がついていたが、気密性は低かった。配管の別の弁は電源がなくなると開くようになっており、22日の調査で実際に開いていたことがわかった。


[2011年12月26日]・・・津波避難、車使っても小走り程度 渋滞などで速度出せず
東日本大震災のとき津波から逃げた車は、渋滞などにより平均時速9キロと「小走り」程度の速度でしか進めなかった。車の4割は歩きで行ける1キロ以内の場所に避難していた。国土交通省による実態調査でわかった。「避難は徒歩」の原則徹底に生かしたいという。

 9~12月に東北・関東の6県62市町村の1万人から聞き取りで調査。集計を終えた5千人分を分析した。

 避難は徒歩が46.4%、車が51.2%でほぼ半々。若い人ほど車の利用率が高かった。平均避難距離は徒歩が438メートル、車は2431メートル。車の18%は避難場所まで500メートル以内、39%が1キロ以内の移動で、十分に歩ける距離だった。



[2011年12月27日]・・格納容器内の状況、内視鏡で調査へ 福島第一原発2号機
東京電力は26日、来年1月にも福島第一原発2号機の原子炉格納容器の中を内視鏡のカメラで調べる計画を明らかにした。今後の燃料取りだしに向けたデータ集めが目的という。

 計画では、来年1月17日ごろから原子炉建屋1階から格納容器の壁に穴を開ける作業を始める。19日に直径8.5ミリの内視鏡を入れて、格納容器の中の様子や水がどれぐらいたまっているか確認するという。内視鏡には温度計をつける。格納容器内の空気の温度のほか、水がたまっていれば水温も測る予定だ。2号機を調べる理由について、東電は「放射線量が低く作業しやすい状態だったため」としている。1、3号機での実施は2号機の様子を確かめてから検討するという。


[2011年12月27日]・・・宮城県警、今年最後の捜索 いまも県内で1875人不明
宮城県警は27日、東日本大震災の行方不明者の今年最後の捜索活動をした。県の21日現在のまとめでは、県内では今も1875人が見つかっていない。

 9月に結成された「行方不明者特別捜索隊」が、午前9時過ぎから石巻市雄勝町の入り江に入った。一般の人が立ち入るのは難しく、県警でも手付かずになっていた場所の一つだ。

 雄勝町に近い女川町のこの朝の最低気温は零下3.5度。隊員は高さ15メートルほどの崖をロープを使って下り、凍ったがれきを手でかき分けながら捜した。

 佐藤啓・中隊長は「行方不明者のご家族にとって、9カ月が過ぎても思いは震災の日のまま。少しでも多くの不明者を見つけ、ご家族の元に帰してあげたい」と語った。

 岩手県警は11月に今年の集中捜索を終えている。福島県警は29、30の両日、今年最後の一斉捜索をする。


[2011年12月28日]・・東電に「実質国有化」含め検討指示 枝野経産相
枝野幸男経済産業相は27日、東京電力の西沢俊夫社長と会い、「一時的な公的管理も含むあらゆる可能性を排除せず検討するように」と求めた。東電に「実質国有化」の受け入れを迫ったものだ。

 政府は、福島第一原発の廃炉費用を準備するため、国や電力会社でつくる「原子力損害賠償支援機構」が東電に出資する方向で調整している。東電は経営の自主性を維持するため、出資に難色を示している。

 また枝野経産相は、西沢社長が記者会見で料金値上げを「権利だ」と言ったことに言及。「権利というならば(その考えを)改めてもらいたい」と批判した。
by nsmrsts024 | 2013-09-12 06:29 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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