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3月10日(月)・・・東日本大震災から2年11ヶ月と27日

3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から2年と11ヶ月
1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人間が起こした核災害の記録
(東日本大震災と放射能人災から直後の1年間を顧みる)



2011年3月17日(木)・・・物資不足で被災地の盗難増加 ガソリンや食品など被害
東日本大震災発生から6日が過ぎ、被災地の一部では、混乱に乗じたとみられる盗みなどの犯罪が相次いでいる。中には、避難生活が長引いて食料や燃料が不足し、やむにやまれずといったケースもあるようだ。住民らは警察の協力も得ながら、見回りをするなどの対策を始めている。

 宮城県石巻市で16日、閉店中のコンビニエンスストアで現金自動出入機を壊していた3人が窃盗未遂容疑で逮捕された。県警の発表によると、3人は「従業員に飯を食べさせなくてはならないのでやった」と供述しているという。

 宮城県警によると、震災に乗じたとみられる窃盗事件は県内で16日午後5時までに、未遂も含め146件発生。現金のほか、食料、水などの生活必需品が目立つという。

 水戸市内でも、臨時休業していたコンビニの割れたガラスから2人が侵入し、仲間と商品を運び出しているのを、記者が目撃した。食品などが盗まれたという。

 中でもガソリン盗が増えている。茨城県警によると、震災発生後から16日までに、駐車中の車やバイク、軽トラックの給油口がこじ開けられてガソリンが抜き取られる事件が7件発生したという。仙台市では13日、ガソリンスタンドからガソリン約1リットルを盗んだとして、会社員の男(24)が窃盗容疑で現行犯逮捕された。

 岩手県大槌町では、家を失った男性(43)が軽乗用車からガソリンを盗まれた。ほんの少し車から離れた間の出来事だった。「岩手県人はみんな優しいと思っていたのにがっかり。避難所では協力し合っている人の方が多いのに」

 避難中に車上狙いに遭った同町の男性(57)は「救援物資が届かないから、さらに不安を抱いてしまう」。
宮城県北部の被災地では、男子高校生4人が、自動販売機を壊し、ウーロン茶やコーヒーを取り出しているのを記者が目にした。4人は避難所に持って行き、高齢者らに配って回っていた。当時、食料も水も行き渡っていなかった。

 一方で、生活必需品ではない品の盗難例もあった。ブランド店約100店が入る仙台市のアウトレットパークでは、休業中にブランドバッグなどが相次いでなくなった。警備員は「ブランド品も服もレジの金もかなりの被害。怒りを通り越して悲しい」と嘆いた。

 16日には茨城県神栖市内の民家に、東京電力の職員を名乗った男2人が「このままだと停電する。お金は1万5千円かかる」などと勧誘したが、実害はなかった。

 岩手県大船渡市の避難所では、少女がトイレに行こうとして、後ろから体を触られる事件が起きたという。こうした事態を受け、市教委は各避難所にリーダーを決めるよう勧めている。防犯や食料の管理、掃除など役割を分担し、責任感を育てようという狙いだ。

 数百人が避難する大槌町の小学校では、住民たちが「自主防災部」を設置し、警察とも情報交換している。この避難所では救援物資は届いているが、毛布や薬などが足りていない。本部長の男性(72)は「今は奪い合いはないが、不安もある。国や県は物資を十分に届けてほしい」と訴えた。

 桐生正幸・関西国際大学教授(犯罪心理学)は、「小さな犯罪はあるとしても、海外の報道では、この非常時にも略奪や暴行が起きない日本社会を高く評価している。被災地で助け合うことは、自然な相互監視になり、犯罪の抑止にも効果的だ。物資さえ行き渡れば犯罪はなくなっていくはずだ」と話している。




2011年3月17日(木)・・・陸自ヘリ乗員19人と機体、Jビレッジで除染へ
福島第一原発3号機に17日水を投下する作業にあたった陸上自衛隊のヘリ4機は、仙台市の陸自霞目駐屯地に戻る。途中、福島県のJビレッジに寄り、機体4機と乗員19人の放射性物質を洗い落とす除染作業を行う。

 作業を行ったヘリはCH47が3機。このうち2機が投下、1機は投下の指揮にあたった。放射線量調査をした1機はUH60。CH47に5人ずつ、UH60に4人が乗った。
















[世界と日本・今日この頃]

震災3年、NYで追悼式典 在住日本人らが演奏披露
東日本大震災から3年を前にした9日、ニューヨークの教会で追悼式典「TOGETHER FOR 3・11」があり、約500人が参加した。今年で3回目の開催。主催者代表で歌手のAK(柿原朱美)さんは「ニューヨークから、被災地の方々に『忘れていないよ』というメッセージを伝え続けたい」と語った。

 式典では参加者が黙禱(もくとう)を捧げた後、ニューヨーク在住のアコーディオン奏者、永井晶子さんらによる演奏が披露された。被災地の現状を紹介し、支援に感謝するビデオメッセージも上映された。

 義理の妹が日本人というアリス・ペプリンスキーさん(50)は「震災の被害は米国で注目を集めなくなっているが、今でもやるべきことが多くあると実感した。今後もできる支援をしたい」、作詞家のマイク・グリーンリーさん(69)は「私は米国人だが、地球で生きている一人でもある。参加して、日本の人々と一体感を感じた」と話した。(ニューヨーク=中井大助)



石巻・大川小の遺族ら県と市提訴 「津波避難が不適切
 東日本大震災の津波で多くの児童と教職員が犠牲になった大川小学校(宮城県石巻市)の惨事で、児童23人の遺族らが10日、県と市に総額約23億円の賠償を求める訴訟を仙台地裁に起こした。地震から津波まで約50分あったのに適切な避難が行われなかったと主張。学校管理下での惨事の責任が法廷で問われることになった。


余震あと数年活発な状態 気象庁「M8級にも注意必要」

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 気象庁は10日、東日本大震災の余震活動が活発な状態が少なくともあと数年は続き、引き続き注意が必要とする見通しを発表した。

 同庁によると、太平洋側の南北600キロ、東西350キロに及ぶ地域・海域では、震災からの1年間にマグニチュード(M)5以上の地震が653回発生。その後の1年間は84回、さらに次の1年間は56回と減ったが、震災前の年平均19回に比べるとまだ3倍近く起きている。沖合より沿岸部での余震活動がまだ高いという。昨年10月には福島県沖でM7・1の地震が発生し、宮城県石巻市で36センチの津波を観測した。

 2004年に起きたM9・1のスマトラ島沖地震では7年後にM8・6の余震が起きている。気象庁は「余震活動は低下してきているもののまだ活発な状態で、M8級の地震が起きないとは言えない。津波への警戒も引き続き必要だ」としている。
by nsmrsts024 | 2014-03-10 05:53 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024