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6月25日(水 )・・・東日本大震災から3年3ヶ月と14日

3.11東日本大震災と福島第一原発爆発事故から3年と3ヶ月
1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人間が起こした核災害の記録
(東日本大震災と放射能人災から直後の1年間を顧みる)



2011年3月21日(月)・・・屋根にしがみつきSOS、届いた 石巻9日ぶり救出
寒さに震えながら振り絞ったSOSが、届いた。地震発生から10日目。宮城県石巻市で倒壊家屋から救出された祖母と孫は、がれきの下で励まし合いながら、助けを待っていた。

 辺りは暗くなろうとしていた。県警石巻署員4人が不明者を捜索中、崩れて平屋建てのようになった2階建ての家から声が聞こえた。

 「たすけてー」。がれきに囲まれ、阿部任(じん)さん(16)が屋根にしがみついていた。ジャージー姿。体にはバスタオルを何重にも巻き付けていた。靴も履いていない。「家の中に動けなくなったばあちゃんがいます。助けてください。80歳です」

 署員ががれきをかいくぐっていくと、倒れたクローゼットの上に布団にくるまった祖母の寿美(すみ)さん(80)がいた。そばには冷蔵庫やテーブルがあった。署員と目が合うと「よかった」と言って、涙を流した。足が悪くて動けなかったという。

 寿美さんは軽度の脱水症状がみられる程度だが、任さんは顔や足にけがをしていた。署員が持っていたお菓子を差し出すと、任さんはほおばって食べた。カイロを渡し、カッパをかけると、ようやくほっとした表情になった。

 2人が搬送された病院で会見した任さんの父の明(あきら)さん(57)らによると、地震発生翌日の12日、寿美さんの携帯電話に、任さんの兄から着信があった。任さんは「うちはつぶれたけど2階の台所にいて無事だ」と兄に伝えた。その情報を元に家族で捜したが、家そのものが津波で流されてどこにあるかわからず、携帯もつながらなくなった。

 地震発生から3日目、任さんが隣の部屋から毛布を取ってきて2人で毛布や布団にくるまっていた。近くにある冷蔵庫から食材を取り出し、空腹をしのいだ。20日、任さんが屋根裏を破って屋根に乗ったことが、9日ぶりの救出につながった。
救出後、明さんが「よく頑張ってくれた」と声をかけると、2人とも「頑張った」という表情をしたという。明さんは「必ず生きていると信じていた。助けていただき、非常にうれしい。あきらめないとは偉大なことだというメッセージになる」と話した。

 任さんの友人は「すごく心配していた。任君は体力があり、体調が悪い友だちがいると声をかけてくれる優しいやつ。とにかく無事でよかった」と喜んだ。

 治療にあたった石巻赤十字病院の小林道生医師は「2人とも元気。奇跡的に食料がとれる状態で、毛布で寒さをしのげたことや、2人で励まし合えたことがよかった」と話した。

 2人が寝ていた枕元には、パンや焼きのり、冷凍たこ焼きの容器が散らばっていた。

 震災の発生から21日で10日。捜索活動はどうなっているのか。

 警察幹部は「壊れた家の隙間やがれきの下に必ず生存者はいる。何日たとうが関係ない」と話す。ヘリコプターが被災地の上空を回り、人影を探す。陸では、がれきをそっとはがして、声やせきの音が聞こえないか耳を澄ます。そんな活動が20日の2人救出につながったという。

 被災地に入った全国の消防隊員はピーク時の約5千人から、現在は約4500人に。総務省消防庁も「いつまでになるかはわからないが、現地にいる限り救助活動は続ける」としている。

 その一方で、発生1週間の18日を境に、被災者支援に軸足を移す向きもある。

 岩手県は18日、自衛隊、消防、警察などが行方不明者を一斉に捜索する「ローラー作戦」を実施した。これ以降について、県幹部は「避難者支援に軸足を移す」。自衛隊の部隊の指揮官である君塚栄治陸将も同日の会見で「行方不明者の捜索を継続しつつ、活動の重点を人命救助から生活支援を主体とした復旧活動に徐々に移す」と述べた。



2011年3月21日(月)・・・被曝覚悟の使命感 原子炉直近、危険伴う放水作業
東京電力の福島第一原発では、東電社員や消防隊員らが、放射線被曝(ひばく)も覚悟しながら懸命の作業を続けている。

 東電によると、20日午前5時の時点で社員7人の放射線被曝が100ミリシーベルトを超えた。この数値は従来の線量上限で、今回は250ミリシーベルトに緩和されているが、そのうちの1人は19日夜、本社との電話で「法律上問題がない範囲でできるだけ作業を進めたい」と語ったという。地震発生以来、原発内の緊急対策室で寝泊まりし、炉心に水を注入したり、放水のために現場を調査したりする作業を指揮している。

 19日の放水作戦に参加した東京消防庁の隊員たちも、車から降りて、送水ホースを延ばしていく作業を行った。

 検査の結果、最も被曝レベルが高かった隊員は27ミリシーベルト。14~15ミリシーベルトの隊員が3人いたが、ほかは10ミリシーベルト以下だった。

 一方、17日に地上放水の先陣を切った警視庁機動隊員たち。東電から渡された資料では、放射線量が毎時300ミリシーベルトに近い場所もあったという。3号機から20~30メートルの地点に放水車を止め、防護服姿の5人が車外に出てホースの設営などをした。浴びた放射線量は9ミリシーベルトが最大で、全員が基準以下にとどまった。放水後、「もう1回行かせてほしい」と訴える隊員もいたという。













[世界と日本・今日この頃]

「自分たちを信じ合おう」長谷部の思い、コロンビア戦へ

サッカー日本代表は24日(日本時間25日午前5時)、W杯1次リーグ最終戦のコロンビア戦に臨む。ここまで苦戦が続く中、主将の長谷部誠は、チームの一体感を疑わない。


 ブラジル入りする前の米国合宿で選手ミーティングを開き、長谷部は言った。

 「これから、うまく行くこともあれば、うまく行かないこともある。どんなときでも一番大事なのは、自分たちを信じ合うこと。選手同士だけでなく、監督、コーチ、スタッフ全員を信頼していこう」





ザックJ、MF青山が初先発 W杯コロンビア戦
 サッカーのワールドカップブラジル大会で1次リーグC組の日本は24日(日本時間25日午前5時)、コロンビアと対戦する。日本はMF青山(広島)が初先発。先発は次の通り。

 ▽GK 川島(スタンダール・リエージュ)

 ▽DF 内田(シャルケ)長友(インテル・ミラノ)今野(ガ大阪)吉田(サウサンプトン)

 ▽MF 青山(広島)長谷部(ニュルンベルク)

 ▽FW 本田(ACミラン)岡崎(マインツ)香川(マンチェスター・ユナイテッド)大久保(川崎)






日本、3失点目 W杯コロンビア戦、後半1―3

 サッカーのワールドカップブラジル大会で1次リーグC組は24日(日本時間25日午前5時)、日本―コロンビアが始まった。日本はMF青山(広島)が初先発。



 前半16分、日本はDF今野がペナルティーエリア内で相手選手を倒し、イエローカード。同17分にPKをMFクアドラドに決められ、先取点を奪われた。

 前半ロスタイム、日本はFW本田からのクロスをFW岡崎が頭で決めて同点に追いつき、1―1で前半を折り返した。

 後半10分、コロンビアのFWマルティネスに左足で決められ、再び先行を許した。

 同17分、日本はMF青山に代えて、MF山口(セ大阪)を投入。同24分には、FW岡崎(マインツ)に代えて、FW柿谷(セ大阪)を投入した。


 先発は次の通り。

 ▽GK 川島(スタンダール・リエージュ)

 ▽DF 内田(シャルケ)長友(インテル・ミラノ)今野(ガ大阪)吉田(サウサンプトン)

 ▽MF 青山(広島)長谷部(ニュルンベルク)

 ▽FW 本田(ACミラン)岡崎(マインツ)香川(マンチェスター・ユナイテッド)大久保(川崎)




日本、1次リーグ敗退 W杯、コロンビアに1―4
サッカーのワールドカップブラジル大会で1次リーグC組は24日(日本時間25日午前5時)、日本はコロンビアと対戦し、1―4で敗れた。2敗1分けで同組最下位となり、2大会連続の決勝トーナメント進出はならなかった。

日本戦データ詳報
ギリシャ戦詳報

 前半16分、日本はDF今野がペナルティーエリア内で相手選手を倒し、イエローカード。同17分にPKをMFクアドラドに決められ、先取点を奪われた。

 前半ロスタイム、日本はFW本田からのクロスをFW岡崎が頭で決めて同点に追いつき、1―1で前半を折り返した。

 後半10分、コロンビアのFWマルティネスに左足で決められ、再び先行を許した。

 同17分、日本はMF青山に代えて、MF山口(セ大阪)を投入。同24分には、FW岡崎(マインツ)に代えて、FW柿谷(セ大阪)を投入した。

 同37分に、FWマルティネスに再び左足で決められ、2点差をつけられた。

 同40分、FW香川(マンチェスター・ユナイテッド)に代えて、MF清武(ニュルンベルク)を投入した。

 同45分には、MFロドリゲスに4点目を奪われた。
by nsmrsts024 | 2014-06-25 04:18 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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