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9月5日(金 )・・・東日本大震災から3年5ヶ月と25日

3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から3年と5ヶ月
1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人が起こした核災害の記録
(東日本大震災と放射能災難から直後の1年間を顧みる)



2011年3月24日(木)・・・「お水までも…」子ども連れ、西へ西へ
乳児の飲み水の基準を超える放射性ヨウ素が首都圏の一部の水道水から検出された問題で、JR新大阪駅では24日、幼い子どもを連れて東京などから新幹線で移動してきた人の姿が見られた。

 東京都葛飾区の主婦宇都(うと)歩さん(31)は、3カ月の長男を連れて大阪市内の夫の実家を頼ってやってきた。東京ではミネラルウオーターを使って料理をし、風呂には入らなかったという。「地震だけなら大丈夫だったけど、お水まで駄目とは。(放射性物質は)目に見えないものなので不安」とこぼした。

 1歳10カ月の長男と一緒に兵庫県尼崎市の実家に「避難」してきた東京都町田市の大谷伸子さん(34)は、ミネラルウオーターが手に入らず、備蓄していた水で米を炊いた。たび重なる余震や計画停電にも耐えてきたが、息子の健康に影響があるかもしれないと思うと居ても立ってもいられなかった。母親からも帰省を強く促された。「過敏になってはいけないと思うけど、念には念を入れたい」。1週間ほど様子を見て、東京に戻るか考えるという。

 東京都江戸川区の主婦中畠(なかはた)美穂子さん(37)は、6カ月の長女らとともに、しばらく奈良県生駒市の実家に滞在する予定だ。「長女には母乳を与えているが、本当に安全なのでしょうか。早く問題が落ち着いてほしい」と話していた。(石原孝、小河雅臣)




2011年3月24日(木)・・・被曝の作業員、水に浮いた汚染物質が足の皮膚に付着か
 東京電力福島第一原子力発電所で24日、復旧作業に当たる作業員3人が被曝(ひばく)し、うち2人が病院に運ばれた。東電は2人が足の皮膚に被曝によるやけどを負った可能性も否定できないとしている。

 午後6時半すぎ。防護服姿の自衛隊員らが待ちかまえる福島県立医大病院(福島市)に2人が乗る救急車が到着した。敷地内の自衛隊のテントで、体の外側の放射性物質を取り除く「除染」を受けた2人は、救急や放射線、皮膚の専門医や、高度な放射線治療を担う放射線医学総合研究所(千葉市)の医師らの診察を受けた。

 吐き気など、全身に大量被曝した際に起きる急性放射線障害の症状はないが、水に漬かった部分には、局所的に高い線量の放射線を浴びる「局所被曝」が起きた可能性がある。これは、放射性物質に直接触れた場合などに起こる。

 東電は、水に浮いた汚染物質が足の皮膚に付着し、その部分に被曝で起こる「ベータ線熱傷」が起きた可能性も否定できないとしている。

 ベータ線は放射線の一種。紙などを突き抜けるが、アルミなどの薄い金属板は透過しない。浴びた線量にもよるが、ベータ線熱傷では1~2日後に皮膚が赤く腫れ、1~2週間後にやけどのような症状が出てくることが多いとされる。

 島崎修次・日本スキンバンクネットワーク理事長(救急医学)は「表皮よりも深い部分まで傷つく熱傷で、場合によっては皮膚移植などの治療が必要になる可能性もある」と指摘する。

 東電によると、福島第一原発の事故後、被曝線量が100ミリシーベルトを超えた作業員は累計17人になった。この値は、事故で急きょ250ミリシーベルトに引き上げられるまでの作業員の被曝線量の上限で、それ以下なら、健康への影響はないとされている。

 経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は24日の会見で、原発内に放射線量の高い場所が散見されるとし、「これからの作業は放射線量との闘い」と述べた。


















[世界と日本・今日この頃]

美浜原発1、2号機、廃炉検討 関電、年内にも最終判断

関西電力が、運転開始から40年超の美浜原子力発電所(福井県美浜町)1、2号機について、廃炉の検討を始めたことがわかった。年内にも最終判断し、地元の福井県や美浜町とも協議に入る見通しだ。一方、高浜原発(同県高浜町)3、4号機など比較的新しい原発については、安全性が確認されれば再稼働を急ぐ考えだ。

 国は原発について、依存度はできる限り下げながら「重要なベースロード電源」として一定規模を保つ方針。小渕優子経済産業相は5日の閣議後会見で「廃炉は各事業者の判断」としつつ、「円滑な廃炉と、安全性が確認された原発の再稼働を合わせてしっかり進めたい」と述べた。経産省は、電力各社に老朽原発を廃炉にするかどうかの計画を年内にも出させることも検討している。

 関電は2010年、美浜1号機について最長50年の運転方針を決め、地元の了承を得ていた。2号機も40年を超えて使う方向で準備していた。

 だが、昨年施行の改正原子炉等規制法で、国は原発の運転期間を「原則40年」に設定。例外として1回だけ、最長20年間、延長できるとした。延長する場合、重要機器の老朽具合を確かめる「特別点検」をして、原子力規制委員会の新規制基準による審査に合格しなければならない。





新宿中央公園でもデング熱感染か 代々木公園以外で初
 約70年ぶりのデング熱の国内感染が、発症前に都立代々木公園周辺に行っていない埼玉県在住の30代の男性で初めて確認されたと、厚生労働省と埼玉県が5日、発表した。厚労省などは、東京・新宿中央公園で感染したとみている。新宿区は、公園内での蚊の発生状況を調べて駆除作業をするか検討する。


 埼玉県によると、男性は渡航歴がなく、8月30日に発熱や頭痛などの症状が出て、9月1日に埼玉県内の医療機関を受診、5日に国立感染症研究所の検査で感染が確認された。現在は外来治療中で、容体は安定しているという。

 発症する2週間前の男性の行動歴を調べたところ、代々木公園周辺に行っておらず、新宿中央公園に8月18、20、21、22、26日に訪れ、「蚊に刺されたと思う」と話しているという。

 新宿中央公園は、代々木公園から2キロほど北にある。
by nsmrsts024 | 2014-09-05 06:34 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024