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1月22日(木)・・・東日本大震災から3年10ヶ月と11日

3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から3年と10ヶ月
1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人が起こした核災害の記録
(東日本大震災と放射能災難から直後の1年間を顧みる)



2011年3月29日(火)・・・子どもたちは遊んで笑って ユニセフや国際NGOが支援
海外の災害地での活動経験が豊かな援助団体が東日本大震災の被災地の避難所で、子どもの遊び場づくりを広げている。子ども同士で遊ぶことで、大人に言えずに抱え込んでしまっているストレスを発散し、笑顔を取り戻すための取り組みだ。

■絵本や積み木、人形配る

 ユニセフは、0~6歳の子ども向けの玩具が入ったジュラルミンケース「箱の中の幼稚園」を20個、日本に送った。クレヨンや絵本、積み木、パズル、指人形など37種類が詰まっている。ハイチ大地震やミャンマーを襲ったサイクロン、スリランカの紛争の被災地でも、子どもたちに届けられた。

 宮城県石巻市で約590人が避難している蛇田中学校の体育館に25日、箱が届くと集まった約15人の子どもたちが夢中で遊んだ。今後は避難所で管理され、定期的に遊びの場が設けられる。

 ここで避難生活をする岩倉侑(あつむ)君(8)は、離れた小学校に通っていて、友だちと離ればなれ。一時は、孤立していた別の避難所で妹の知世ちゃん(5)や祖父母と過ごし、お母さんにも会えなかった。今、侑君は余震のたびに母親の朋子さん(38)にくっつく。知世ちゃんは「食べ物がなくなったらどうしよう」と時々言うようになった。

 地震の後、どうやって遊んでいたかを尋ねると、侑くんは「何もしてなかった。でもおもちゃが来たから遊べる。明日もブロックで遊ぶ」と答えた。

 昨年1月に起こったハイチ大地震の復旧現場から来たユニセフ・ハイチ事務所の井本直歩子さん(34)は「子どもたちは災害のショックで、いろんなことを吸収する能力を閉ざしてしまうことがある。遊びで自然な刺激を積み重ね、気持ちを回復させていくことが大事」と話す。

■大人への遠慮、忘れさせて

 国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」は、宮城、岩手両県の7カ所の避難所で「こどもひろば」を開いている。
石巻市の大街道小学校では、スタッフが「時間はあと30分。何して遊ぼうか」と声をかけると、「粘土やりたい」「折り紙の方がいいかなあ」との声が返ってきた。

 電気や水道が復旧しておらず教室は薄暗いが、床に敷かれたゴムマットの上で幼児や小学生ら12人が、歓声をあげていた。

 同小2年の上地彩稀さん(8)は、上級生に折り紙を教えてもらった。「みんなで集まれるのがうれしい。すごい楽しい」と笑顔だ。「明日も来たい人」とスタッフが尋ねると、全員が手を挙げた。

 ひろばでは2人のスタッフが見守るが、なるべく子どもたちがしたいように遊ばせる。マットで「遊んでいい場所」がはっきりわかるようにし、時間をしっかりと決め、おもちゃは自分で片づけさせる。

 同団体は世界にネットワークを持ち、ハイチ大地震や、2009年のイタリア中部地震の避難所にも「ひろば」を持ち込んだ。今回は経験を積んだ海外のスタッフも日本に入り、各避難所に直接足を運んで需要を調べた。事前の聞き取りでは「おじいちゃん、おばあちゃんが悲しそうだから、ここでは遊ばない」と話す子どもがいた。

 スタッフの佐藤則子さんは「大変そうな大人を見て遠慮することがある。遊びの時間を確保して気持ちを吐き出させ、なるべく日常に近づけるようにしてあげたい」と話している。(平井良和)




2011年3月29日(火)・・・緊急地震速報、45回中30回不適切「でも身は守って」
気象庁が発表している一般向けの緊急地震速報の精度が、東日本大震災の本震発生以降下がっている問題で、気象庁は29日、発表した45回のうち少なくとも30回は不適切だったと明らかにした。余震の活動が落ち着けば一定の精度に戻るというが、抜本的な改善には数カ月かかるという。

 速報は最大震度5弱以上の地震で震度4以上の揺れを予測した地域に出す。11日の本震以降に出た45回(29日午後1時現在)のうち、30回は震度2以下の地域があった。うち11回は全地域で震度2以下だった。

 余震など地震が多発していることが精度を下げている原因だ。大きな揺れの前に来る小さな揺れを地震計が捉え、震源や揺れる地域、震度を即時に予測するが、地震計が二つの地震の揺れを同時に感知すると、広い地域で大きな地震が起きると予測してしまう場合がある。このケースが30回のうち21回。残る9回は、本震の影響で回線の不具合や停電が生じ、利用できる地震計が減ったことが原因という。このほか、震度5弱以上なのに見逃して発表できなかったケースも7回あった。

 同庁の上垣内修・管理課長は「(今の精度は)低いと思っている。ただ、発表した領域のどこかで地震が起こっていることは確かなので、安全重視で身を守る行動をとって欲しい」と訴えている。(二階堂祐介)









[世界と日本・今日この頃]

後藤さん妻に20億円要求 「イスラム国」側がメール
イスラム過激派組織「イスラム国」に拘束されたジャーナリスト後藤健二さん(47)=東京都=の妻あてに昨年11月~今年1月、後藤さんの拘束を伝え、身代金を要求するメールがイスラム国関係者から送られていたことが政府関係者への取材でわかった。妻は相手側と約10通のメールをやりとりして、後藤さん本人の拘束が間違いないことを確認した。身代金の要求額は20億円余だったという。

 後藤さんは昨年10月下旬にシリア入りし、間もなく連絡が途絶えた。政府関係者によると、妻は同月末に外務省に相談。メールが届いたのはその後で、昨年12月初めに、このメールに気づいて開封した。メールには、後藤さんの身柄を預かっていることが英文で記されていた。

 妻は内容の真偽を確かめるため、後藤さん本人しか知り得ない事柄についてメールでただしたところ、複数の質問に対して正しい回答が返ってきた。届いたメールのなかには、他の外国人の誘拐事件で被害者側とイスラム国側がやりとりした情報にたどり着くアドレスが記されたものもあり、情報の内容が過去の被害と合致したという。
by nsmrsts024 | 2015-01-22 04:40 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024