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2015年11月30日(月)・東日本大震災から4年8ヶ月と19日

3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から4年と8ヶ月
1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人が起こした核災害の記録
(東日本大震災と放射能災難から直後の1年間を顧みる)
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   3.11 東日本大震災        津波 105



2011年4月5日(火)・魚竜の化石に再起誓う 南三陸・博物館の館長夫妻
東日本大震災で被災した宮城県南三陸町には、世界最古の「魚竜」の化石群がある。津波被害で、化石はがれきに埋もれた。「町の宝を復興のシンボルに」。化石を20年余り守ってきた夫婦が再起を誓う。

 魚竜は、恐竜と同じころ、およそ2億年前に栄えた爬虫(はちゅう)類。イルカに似た体格で海に生息していた。1970年、南三陸町歌津の地質調査で、世界最古の化石が見つかった。

 南三陸町歌津の海辺に立つ博物館「魚竜館」は90年、町おこしの拠点として作られた。館長の高橋司さん(63)と妻が、町で見つかった2億4200万年前の天然記念物「ウタツギョリュウ」を目玉に、アンモナイトなどが泳ぐ太古の海を紹介。夏祭りやイベントも開き、年間の来場者は昨年、6万人を超えた。

 だが、津波は夫婦の歩みを一瞬で断ち切った。2人は高台に逃げて無事だったが、魚竜館と自宅は壊れた。化石の標本はがれきに埋もれた。地盤が1メートルほど沈下したため、屋外展示されている化石は海の中で、被災状況の確認さえできない。

 それでも2人は毎日、この場所に通う。折れた柱も、砕けた水槽も、苦労を知る仲間だと思って丁寧に集める。つち音が響くときが来たら、展示物が減った分のスペースを津波の伝承館として使えないか、町に提案するつもりだ。

 化石探しを終えた夜、避難所で妻がつぶやいた。「立て直すのに何年かかるかねえ」。司さんは妻の目を真っすぐに見据えて、言った。「まずは3年。2人で踏ん張って、町一番で復活させっぺ」(乗京真知)




[2015年、世界と日本・今日この頃]

妖怪と遊び続けた生涯、現代文明に批判も 水木さん死去

 30日に亡くなった漫画家の水木しげるさんは、幼いころ「出会った」妖怪たちに生涯こだわり、描き続けた。怖いはずの妖怪が、水木さんの手にかかるとユーモラスな人気者に。戦争で片腕を失い、戦後は職を転々として貧困に苦しみながらも、少年時代の夢を失わず、最後まで妖怪と遊び続けた。

 家に出入りしていた手伝いのおばあさん「のんのんばあ」から、妖怪や霊の話を聞かされ、水木さんはその存在を確信したという。代表作「ゲゲゲの鬼太郎」に出てくる妖怪たちは、ほとんどこの時期に「体験」したものだ。

 「昔のおばあさんの話には、神代から日本に伝わる雰囲気が残っていた。その雰囲気を妖怪という形にしたのが『鬼太郎』。もともとが日本の土壌にあるものだから、今も愛されるし、滅びもしないと思います」と水木さんは語っていた。

 水木さんの妖怪には、人間を疎外し、自然環境を破壊する現代文明への痛烈な批判もこめられている。それは、戦争を体験し、戦後の貧困を味わった水木さんの分身でもある。

 高度経済成長の矛盾が公害などの形で一気に噴き出した1960年代末に、「ゲゲゲの鬼太郎」のテレビアニメがヒットしたのは、そうしたメッセージが受け入れられたからだ。「お化けにゃ学校も 試験も何にもない」という水木さん作詞の主題歌は、競争に疲れた子供たちの共感を呼んだ。

 妖怪の研究にも力を入れ、96年には作家の荒俣宏氏、京極夏彦氏と世界妖怪協会を創立。図鑑や事典を出版し、世界各地のお化けや怪奇現象を研究して歩いた。
by nsmrsts024 | 2015-11-30 04:55 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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