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2016年3月18日(金)・東日本大震災から5年と7日

3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から5年
1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人が起こした核災害の記録
(東日本大震災と放射能災難から直後の1年間を顧みる)
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3.11 東日本大震災    福島第一原発爆発 飯館村 219


2011年3月7日(木)・沈んだ心にやっとサクラ咲く 延期の2次募集で高校合格
「あった。よかった」

 掲示板の受験番号を見つけて、友達と抱き合う。笑顔がはじけた。東日本大震災で入試の日程が大幅に遅れた被災地で、入学する高校がようやく決まった生徒たちがいる。

 宮城県内の公立高校では、震災で延期になっていた2次募集の試験と合格発表が5日、同時に行われた。全日制32校、定時制12校で、合わせて1206人を募集した。本来なら3月22日に行う予定だったが、震災のため延期した。いまは5科目のテストや採点をする余裕はない。試験は面接だけになった。

 調査書と合わせて、すぐに判定会議が開かれた。生徒たちは部屋で待機し、その日のうちに合格発表。教師も生徒も、何度も学校に集まることが難しいからだ。被害が甚大だった地域では指定校を決め、合同の試験会場とした。

 石巻市や周辺町の試験会場となったのは市立女子高校。女川高など4校の受験生72人が集まった。

 市立稲井中を卒業した粟野真里江さん(15)が受験する市立女子高校に来たのは、この日が初めて。ずいぶん高台にあるな、と感じた。控室となった教室に入ると、海が見えた。〈きれいだな。それに津波が来たら、すぐにわかる。この学校、好きになれるかも〉

 家族も家も、かろうじて無事だった。でも仲のよかった友達に「大丈夫だった?」とメールしたら、「私も津波で流された。家族は全員だめだった」と返事が来た。かける言葉が見つからなかった。

 震災翌日が卒業式だったが、中止。3月15日のはずだった第1志望校の合格発表も延期された。8日後、やっと発表されたが、番号はなかった。〈こんな時に、なんで落とすかな〉。ショックがいくつも重なった。
どうしたらいいんだろう。もう一度勉強をする気持ちになれなかった。電気もガスも止まっている。水は、1日に何度も井戸にくみに行く。冷たい井戸水で洗濯をする。割れた食器を片付け、生活するのに精いっぱいだった。〈こんなんじゃ、無理だ。高校生になれないのかな〉。つらかった。

 ようやく2次試験の日程が決まり、面接だけだと聞いてホッとした。

 面接で試験官の先生に「将来の夢は何ですか」と聞かれた。粟野さんは「医療関係の仕事につきたいと思うようになりました。一人でも多くの命を救う仕事がしたいです」と答えた。

 合格した受験番号を写したメールを、東北新幹線の復旧現場で働く父・正夫さん(57)に送った。試験に付き添った母・利子さん(45)は「制服を作る店もなくなってしまったけれど、高校に行けるだけで幸せ。中学校の制服で通ったっていいし」と喜んだ。

 粟野さんにも笑顔が戻った。「心の中が枯れていたけれど、やっとサクラが咲きました」(平岡妙子)

   
[2015年、世界と日本・今日この頃]

パリ同時テロ、実行犯を拘束か ブリュッセル

昨年11月のパリ同時多発テロの実行犯の一人で、指名手配されて逃走中だったサラ・アブデスラム容疑者が18日、ベルギーの首都ブリュッセル西部モランベーク地区で警察に身柄を拘束されたと、ベルギーやフランスの複数のメディアが報じた。

 アブデスラム容疑者は、テロ首謀者とされるモロッコ系ベルギー人のアブデルアミド・アバウド容疑者(死亡)と同じく、同地区出身。拘束時に警察に撃たれ、負傷したとみられる。
by nsmrsts024 | 2016-03-18 05:41 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024