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2016年3月25日(金)・東日本大震災から5年と14日

3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から5年
1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人が起こした核災害の記録
(東日本大震災と放射能災難から直後の1年間を顧みる)
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3.11 東日本大震災    福島第一原発爆発 飯館村 226



2011年3月7日(木)・2・3号機も窒素ガス注入へ 汚染水放出も続く
東京電力は7日未明、福島第一原発1号機で水素爆発が起こるのを防ぐため、原子炉格納容器内への窒素ガスの注入を始めた。6日間かけて6千立方メートルを入れ、水素や酸素が占める割合を下げる。爆発すれば大量の放射性物質が放出されるおそれがあることから、今後2、3号機でも実施することにしている。

 格納容器は鋼鉄製で、内部の放射性物質を閉じこめる役割がある。窒素ガスは不燃性で、通常の運転時も容器内を満たしている。

 東電によると、格納容器内の多くは現在、水蒸気や窒素で占められ、ただちに爆発する可能性は低いという。だが、原子炉を冷却するための注水が続いており、冷却が進めば水蒸気が水になって減少し、水素や酸素の占める割合が増加するおそれがある。

 さらに、格納容器内の圧力が下がって、圧力容器から水素が漏れたり、外から酸素を含む空気が取り込まれたりする可能性がある。水素が4%、酸素が5%を超えると爆発を起こす危険があるという。

 東電は経済産業省原子力安全・保安院に計画を報告し、了解を得たうえで窒素ガスを注入し始めた。窒素発生装置をつなぎ、状況を確認しながら格納容器へつながる弁を順次手動で開けていき、7日午前1時31分に最後の弁を開けた。途中の圧力計の配管で生じた漏れをふさいだほかは順調に進んだという。

 注入する量は格納容器の容積と同程度。容器内は1気圧上がって2.5気圧になる。東電は、注入に伴って圧力を下げるために内部の蒸気や気体を外部に放出することはしないとしている。格納容器内の圧力が高まれば、配管の破れなどから内部の放射能が漏れ出す可能性はあるが、量はわずかとみられている。ただ、注入後も含め、将来的には外部への放出が実施される可能性がある。

 保安院は東電に対し、モニタリングを確実に実施して放射性物質の影響を確認するよう指示した。7日午前現在、窒素注入による外部への放射性物質の漏れを示すデータは計器類で確認されていないという。
福島第一原発では地震後、運転中だった1号機や3号機、定期検査中だった4号機で水素の爆発が起き、外側を覆う原子炉建屋が崩壊した。

 高温下で核燃料が冷却水から露出して起こる化学反応や、放射線による水の分解で水素が充満。何らかのきっかけで酸素と反応したためとみられている。

 このほか、比較的濃度の低い放射能汚染水の放出作業が続けられている。集中廃棄物処理施設では約6千トンを流し終えた。ポンプの位置を変えるなどして、残る2千トンの作業を進める。

 また、5、6号機周辺にしみ出てくる地下水をためる升の中にある1500トンは、これまでに580トン分(6日正午現在)を放出した。6日午後2時半に5、6号機周辺で採取した海水に含まれる放射性ヨウ素131の値は、国の基準の1千倍にまで上昇した。ただ、東電によると、放出の影響かどうかはわからないという。

 高濃度の汚染水の流出は作業用の穴(ピット)の周囲を固めたことで6日に止まった。その結果、坑道の水位が上昇しているという。東電は、さらにピットの亀裂にゴムを押しあててふさいでおり、海側でも7日にも鋼板を設置、10日に海水を仕切る「シルトフェンス」を設置する予定。




[2015年、世界と日本・今日この頃]

チェルノブイリ、あと100年封印 新シェルター公開

 史上最悪の原発事故から来月で30年を迎えるウクライナのチェルノブイリ原発で23日、建設の進む「新シェルター」が報道陣に公開された。事故で爆発した4号機をコンクリートで覆った「石棺」の老朽化がひどく、巨大なかまぼこ形の新シェルターで石棺を丸ごと覆って放射性物質の飛散を防ぐ計画。年内にもレールで移動させ、ようやく廃炉作業の準備にたどりつく。

 資金を拠出している欧州復興開発銀行(EBRD)が各国メディアに公開した。新シェルターは2012年に本格着工。鋼材などでつくられ、高さ109メートル、幅257メートル、長さ162メートル。重さは東京スカイツリーに匹敵する約3万6千トン。建造には最終的に15億ユーロ(約2千億円)かかる見込み。内側では鋼材をつなぐ作業が続き、鉄をたたくような「ガーン」という音が時折響いていた。

 4号機は1986年4月26日、試験運転中に爆発。火災も起き、10日間で東京電力福島第一原発事故の約6倍の放射性物質を放出した。直後の消火活動で30人以上が死亡。周辺は今も立ち入りが制限されている。

 新シェルターは、地震や竜巻にも耐えるように設計され、今後100年間の封じ込めをめざす。ただ、石棺の解体など廃炉作業の具体的なめどはたっておらず、維持管理の資金面でも不安が残る。ウクライナ環境・天然資源庁のハンナ・ブロンスカ長官代理は記者会見で、資金について「(外国などから)もらえるだけ欲しい」と話した。(チェルノブイリ〈ウクライナ北部〉=小坪遊)




ベルギーテロ、5人目の容疑者浮上 駅でカバン持つ男

 約300人が死傷したベルギーの首都ブリュッセルでの連続テロで24日、地下鉄駅での爆発に関与したとみられる新たな容疑者が浮上した。事実とすれば5人目となる。また、テロは今月末に予定されていたが、パリの同時多発テロの実行犯とされるサラ・アブデスラム容疑者(26)が逮捕されたため、前倒しされた可能性も出てきた。

 地下鉄マルベーク駅での爆発で、捜査当局は、ハリド・バクラウィ容疑者(27)が自爆したと発表していたが、地元メディアによると、構内の監視カメラの映像にはハリド容疑者が切符を購入するそばで、大きなカバンを持つもう1人の男が映っていた。カバンはハリド容疑者と同じタイプだったという。

 ハリド容疑者は、パリのテロで中心的な役割を果たしたとされるアブデスラム容疑者が潜伏したアパートを借りていた人物とされる。

 空港でのテロで自爆した2人は、捜査当局が発表したハリド容疑者の兄のイブラヒム・バクラウィ容疑者(29)に加え、もう1人はナジム・アシュラウィ容疑者(24)である可能性が強まった。アブデスラム容疑者と国外で行動を共にしていたとされる。空港の監視カメラにはさらに1人の容疑者が映っており、この人物が逃走後に、地下鉄の爆発にかかわった可能性も排除できない。

 ベルギーのテレビは、ジャーナリストが捜査関係者から聞いた情報として、テロは当初、イースター(復活祭)休暇に合わせて予定されていたが、アブデスラム容疑者が18日に拘束されたため、前倒しされたと報じている。

 一方、トルコ政府高官は24日、イブラヒム容疑者を昨夏、トルコ南部で拘束し、送還したと明らかにした。ベルギー政府には「テロリストだ」と警告したという。一連の問題の責任を取るとして、ベルギーの内相と司法相がミシェル首相に辞任を申し出たが、慰留されている。

 テロを受けて、欧州連合(EU)は24日、ブリュッセルで緊急の閣僚級会合を開いた。域内外の国境管理の強化やテロの情報共有、捜査協力について、改めて確認する見通しだ。EU各国はパリのテロ後の昨年12月、航空会社に登録される旅客個人情報(PNR)をテロ防止に活用することで合意しており、早急に実行に移すための協議をするとみられる。(ブリュッセル=青田秀樹、吉田美智子)
by nsmrsts024 | 2016-03-25 05:39 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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