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2017年2月10 日(金 ):トランプ氏、習近平氏に書簡 中国、直接対話リスクを回避 米中関係

スパイサー米大統領報道官は8日、トランプ大統領が同日、中国の習近平国家主席に書簡を送ったことを明らかにした。大統領就任を祝福する習氏からの書簡に謝意を示す返書で、中国の元宵節(小正月)に祝意を示した上で、「米中双方の利益となる建設的関係の構築に向け、習主席と一緒に取り組んでいくことを楽しみにしている」とした。

 トランプ氏は就任後、安倍晋三首相など世界中のほとんどの主要国リーダーと電話会談を行った。しかし、中国の習氏との電話会談は実現していない。世界1位と2位の経済大国のトップ同士が肉声で挨拶を交わすことなく、いきなり“文通”という形で交流を始めたことは異例といえる。双方の外交当局者による電話会談に向けた事前交渉が難航した可能性がある。

 中国の対米首脳外交では、事前に接触し根回しすることが重要だが、中国共産党関係者によると「ビジネス界からいきなり政界入りしたトランプ氏側とのパイプはまだほとんどできていない」という。
 さらに党関係者は、「中国は為替操作国だ」「『一つの中国』原則を守る必要はない」と中国を繰り返して挑発し、言動が予測不可能なトランプ氏と電話で会談することは「習氏にとって大きな政治リスクが伴う」と指摘する。

 中国共産党は現在、秋の党大会に向けて各派閥の激しい権力闘争が展開されている。このタイミングで、もし習氏が電話越しにトランプ氏から「南シナ海での拡張をやめろ」「台湾をいじめるな」といった“暴言”を吐かれたり、あるいはツイッターで「最悪な会談だった」と書かれたりした場合、たちまち「対米外交に失敗した」というレッテルを貼られ、党内の政敵から攻撃されかねない。

 トランプ氏の前任者のオバマ前大統領とは頻繁に電話会談を行ってきた習氏が今回、米中首脳のホットラインを使わない事情はそこにあるとみられる。

 米大統領就任から二週間以上が過ぎ、書簡を交換することでしか接触できない状況を考えれば、トランプ時代の米中関係は、オバマ時代から大きく後退したといえる。(矢板明夫、ワシントン 黒瀬悦成)


福島2号機:調査計画見直しへ 廃炉作業にも影響
東京電力福島第1原発2号機の原子炉格納容器で9日、過去最高となる毎時650シーベルト(推定)の放射線が観測され、今月投入予定の「サソリ型ロボット」(自走式)の通り道には厚さ1センチ程度の堆積(たいせき)物がこびりついていることが確認された。調査計画の大幅な見直しは不可避で、今後の廃炉作業に影響が出そうだ。


福島第1原発2号機の原子炉格納容器内で、堆積物を除去する掃除ロボット(下)=東京電力提供© 毎日新聞 福島第1原発2号機の原子炉格納容器内で、堆積物を除去する掃除ロボット(下)=東京…
 東電は格納容器の貫通部から、サソリ型の通り道となるレール(長さ7.2メートル)上の堆積物を除去するため、自走式の「掃除ロボット」を投入。先月観測された毎時530シーベルト(推定)の付近で、同650シーベルトを観測した。数十秒浴びれば人が死亡する高いレベルだ。掃除ロボには測定器はないが、カメラ映像のノイズで推定した。

 作業では、堆積物のある約5メートルの範囲のうち、手前約1メートルは高圧水を噴射して除去できたが、奥側ではこびりつきが激しく取り除けなかった。焼け焦げたケーブルのカバーなどとみられる。ロボットが乗り上げて走行できなくなる恐れもある。

 掃除ロボのカメラは積算1000シーベルトまで放射線に耐えられる設計だったが、約2時間で映像が暗くなり、作業を中断した。東電の担当者は同日の記者会見で「サソリ型の投入が可能か検討したい」と述べた。【柳楽未来】




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     3.11東日本大震災  福島第一原発爆発 楢葉町 314
by nsmrsts024 | 2017-02-10 04:39 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024