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2017年7 月1 日(土):「心の病」の労災認定、過去最多 20代の増加目立つ

 過労などが原因で「心の病」を患い、労災認定された人が2016年度は498人となり、2年ぶりに過去最多を更新した。職場のパワハラが原因で認定されるケースの増加が目立つ。体の病気による労災認定は、政府の「働き方改革」で残業時間の上限規制の適用を5年間猶予されることになった運送業が突出して多く、規制の強化を求める声が出ている。

 厚生労働省が30日、16年度の「過労死等の労災補償状況」を公表した。労災は各地の労働基準監督署が認定する。労働者の病気やけがが業務に起因するかどうかを、労働時間や勤務形態、仕事中に起きた出来事などから総合的に判断する。うつ病など「心の病」を発症して労災を請求した人は1586人。4年連続で過去最多を更新した。

 労災認定されたのは498人。14年度(497人)を上回り、こちらも最多となった。原因別にみると、職場でのパワハラを含む「嫌がらせ、いじめ、暴行」が74件。生死に関わる病気やけが、極度の長時間労働といった「特別な出来事」(67件)や「仕事内容・仕事量の変化」(63件)などの原因を上回り、比較可能な11年度以降で初めて最多となった。

 年代別では、20代の増加が目立つ。30代~50代が前年度より微減となる中、20代は20人増えて107人となり、全体を押し上げた。

 労災認定された人のうち、自殺や自殺未遂をしたのは84人。広告大手、電通の新入社員で15年末に過労自殺した高橋まつりさん(当時24)も含まれる。労災の請求件数や認定件数の増加について、厚労省の担当者は「(電通事件で)精神障害が労災対象になることが周知されたことも要因の一つだ」としている。

 過労死問題に詳しい森岡孝二・関西大名誉教授は、パワハラが原因の労災が増えた背景について「人手不足なのに業務量が増え、働き手にかかる負荷が高まる『高圧釜』状態の職場が多い。人間関係がギスギスし、パワハラが生じやすくなっている」と分析。20代の若者が即戦力として期待される傾向が強まり、職場で過度なプレッシャーにさらされているとも指摘し、「業務量を減らしたり、親身に相談・指導したりする配慮が職場に求められている」と話す。

 体の病気による労災認定も増えた。くも膜下出血や心筋梗塞(こうそく)など「脳・心臓疾患」で労災認定された人は前年度より9人多い260人。うち107人が過労死した。職種別では「自動車運転従事者」が89人と、突出して多かった。うち29人が過労死した。

 発症前2~6カ月の時間外労働が「過労死ライン」とされる1カ月あたり80時間を下回るケースでも14人が労災認定され、うち9人が過労死した。

 政府が3月にまとめた「働き方改革実行計画」は、残業時間の上限規制について、運送業への規制適用を5年間猶予し、その後の上限規制も他業種より緩めるとした。過労死弁護団全国連絡会議幹事長の川人博弁護士は「例外規定が極めて危険であることが改めて実証された。除外業種をつくらないことが重要だ」とのコメントを出した。(村上晃一、牧内昇平)




韓国大統領、米との協調に躍起 両首脳、緊張の夕食会
 訪米中の文在寅(ムンジェイン)韓国大統領は29日夜、トランプ米大統領主催の夕食会に出席した。文氏は同日午前の米上下院有力者との懇談会では米韓同盟の重要性を繰り返し強調。夕食会でも米国とトランプ氏を持ち上げて、信頼関係の構築に全力を注いだ。トランプ氏も夕食会に満足した模様だ。
ホワイトハウスに到着し、米トランプ大統領夫妻に迎えられる韓国の文大統領夫妻=29日、ワシントン、ランハム裕子撮影© 朝日新聞 ホワイトハウスに到着し、米トランプ大統領夫妻に迎えられる韓国の文大統領夫妻=29…
 トランプ氏は従来、米韓自由貿易協定(FTA)や米軍の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD〈サード〉)配備を巡る韓国の対応などに不満を表明。文氏が米国に向かう機中で「首脳間の信頼関係構築が非常に重要だ」と語り、29日午後の日程を一部縮小して準備するなど、韓国側にとって緊張感が漂う夕食会になった。

 文氏は夕食会前、出迎えたトランプ氏と5秒間にわたって笑顔で握手。トランプ氏は記者団に「北朝鮮や貿易、その他の複雑な問題すべてを議論する。遅い夜になるかもしれない」と語った。トランプ氏は夕食会終了後、自身のツイッターで「ちょうど今、韓国大統領との非常に素晴らしい会合が終わった。北朝鮮や新しい貿易取引を含む様々な案件について議論した」と伝えた。




【加計学園問題】東京新聞記者が菅義偉官房長官に「勘違いしないでいただきたい」とかみつくも、「ご自身で真偽見極めてから質問すべき」
30日の菅義偉官房長官の記者会見で、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設に関して連日のように質問攻勢をかける東京新聞記者が、菅氏に「勘違いしないでいただきたい」と抗議した。

 菅氏は29日の会見で、同記者に対し「噂や推測に基づいて申し上げるのは失礼だ」などと苦言を呈した。同記者は1日後になって「憶測でも噂レベルでもない」と訴え、「『週刊誌を基に聞くな』というが、私たちより先行して情報を持っている方がいる中で、それを基に聞かざるを得ないこともある」と主張した。

 菅氏は「ご自身で真偽をはっきり見極めた上で質問すべきではないか」と切り捨てるように答えた。

 一方で菅氏は、同記者とのやりとりをめぐってフリーランスの記者に「かなりしつこいと感じていないか」と問われ、「まったく感じていない」と答え、表情を緩ませた。





[2011.3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から6年と3ヶ月]
[1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人が起こした核災害、直後に海水で
炉を冷却しておけば爆発は防げた]

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     3.11東日本大震災   津波 458
by nsmrsts024 | 2017-07-01 05:48 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024