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2017年8月11 日(金 ):菅長官、記者会見「質問に答える場ではない」 説明拒む

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設をめぐり、菅義偉官房長官が首相官邸での記者会見で、「ここは質問に答える場所ではない」などと言って、説明を拒む場面が続いている。

 発端は、愛媛県と同県今治市の担当者が2015年4月、首相官邸を訪れた際、同行した学園幹部も当時、安倍晋三首相の秘書官だった柳瀬唯夫・現経済産業審議官と面会していたとの報道に関する今月8日の記者の質問。「しっかり国民に説明する準備はないのか」と問われ、「国会で述べた通りだ」と繰り返したうえで、「ここは質問に答える場所ではない。政府見解を、事実に関連して質問していただきたい」と記者の質問内容に注文を付けた。

 10日の記者会見では、この発言の真意を尋ねられたが、菅氏は「(記者会見は)全てのことについて答える場ではない」と主張。記者に「質問に答える場ではないと言ったら、会見自体が崩壊するのではないか」と問われると、「全く違う」と反論。この日も加計側と柳瀬氏の面会については明らかにしなかった。(南彰)




米朝挑発:中国の仲介外交正念場 打つ手見当たらず
【北京・浦松丈二】北朝鮮の核・ミサイル問題を巡る中国の仲介外交が正念場を迎えている。北朝鮮が米領グアムへの弾道ミサイル攻撃を検討していると公表し、トランプ米大統領が核兵器による反撃を示唆する緊迫した事態にも打つ手が見当たらない。さらに緊迫すれば、中国の重要な内政行事である秋の中国共産党大会にも影を落としそうだ。

 中国の「誤算」は予想以上に北朝鮮への呼びかけが届かなくなったことだ。王毅外相は7日、マニラでの東アジアサミット(EAS)外相会議で「ティラーソン米国務長官が(北朝鮮の体制転換を求めないなど)四つのノーを表明したことは積極的なシグナルだ。朝鮮(北朝鮮)側は米国側のシグナルに呼応するよう求める」と呼びかけた。

 中国はまた、7月にロシアと共同で交渉再開に向けたロードマップを打ち出すなど独自の外交努力を続けている。ロードマップの最初は、北朝鮮が核・ミサイル活動を一時停止し、米韓が大規模演習を一時停止する内容。米韓や日本、東南アジア諸国などから賛同を集め、北朝鮮を6カ国協議に引き戻そうとしたのだ。

 だが、北朝鮮は国連安保理の制裁決議に強く反発し、中国からの呼びかけにも反応していない。背景には、中朝トップ間の信頼関係が育っていないこともありそうだ。中朝両国は朝鮮戦争(1950~53年)を共に戦った同盟国だが、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は正式に党トップに就任してから5年以上たっても中国を訪問できておらず、不正常な関係が続く。

 中国の頼みの綱は米国になりつつある。10日付の中国紙・環球時報は社説で「いかなる警告、軍事的脅威、安保理制裁にも、平壌が弾道ミサイル発射を停止する可能性は低い。失う物がない者は何も恐れない」と主張し、米側に自制を呼びかけた。だが、トランプ氏は7月末に「中国には大いに失望した」とツイッターに投稿するなど、中国は四面楚歌(そか)の状況だ。




豊田氏の離党届受理=自民
自民党は10日、豊田真由子衆院議員(埼玉4区)が提出していた離党届を受理した。豊田氏は今年6月、自身の秘書(当時)を暴行した責任を取るとして離党届を提出していた。

 豊田氏をめぐっては、自動車を運転中の秘書の頭を殴ったり、「死ねば」「はげ」などと暴言を吐いたりしたことが、週刊新潮の報道で表面化。東京都議選での自民党惨敗の一因とされた。(了)




錦織父、観月あことの交際・結婚に否定的「悪い娘だと思う」 週刊新潮が報道
男子テニス世界ランキング9位の錦織圭(27)と、モデルの観月あこ(25)の交際をめぐり、9日発売の「週刊新潮」が親子断絶の危機と報じている。いったいどういうことだ。

 同誌によると、観月との交際・結婚について、7月に錦織の父、清志氏を直撃したところ、「彼女(観月)が悪いっていうのはいっぱい聞くし。周りからね。まあ、悪いことしか聞かないからね」「悪い娘だと思う」と否定的な姿勢をみせたという。


錦織父、観月あことの交際・結婚に否定的「悪い娘だと思う」 週刊新潮が報道© zakzak 提供 観月あこ
 同誌は、観月がこれまでにかかわってきたとされるスキャンダルを指摘している。「女性セブン」の報道で錦織との交際が発覚したアウトレットモールデートですら、芸能関係者の証言として「観月あこ自身が女性セブンに流したのではないか、と言われています」と報じている。

 清志氏は観月がモデルとして芸能界で活動していることにも嫌悪感を示し、さらには「お金とか名誉を持つとね、それが目的の人しか寄ってこない」とまで語っているほど。相当、観月に対して、不信感を持っているとも取れる発言だ。

 こうした発言について、観月は同誌に対し、「(そんなことは)言っていないと思います」と否定。さらには結婚についても「結婚はしたい(ですが)、彼に任せています」とも発言しているのだ。どうも簡単には収まりそうになさそうだ。





全滅は「玉砕」、退却は「転進」…美辞が隠した地獄
 戦時中、全滅を意味する「玉砕」という言葉が使われた。人命を宝石にたとえた表現は、戦死のむごさから国民の目をそらし、泥沼化を招く一因にもなった。不都合な事実をごまかす美辞に、元兵士や遺族は厳しい目を向ける。(岩崎生之助)

 サイパン島で米軍と戦った岡崎輝城(てるき)さん(95)=香川県坂出市=は今年6月も現地を訪れた。40回を超える慰霊の旅。悪夢のような記憶がよみがえる。

 1944年6月、岡崎さんは地面を掘った陣地の中にいた。猛烈な艦砲射撃に身をこわばらせた。

 隣にいた戦友が肩にもたれかかってきた。「暑いから寄るな」。目をやると、頭を吹き飛ばされていた。あふれる血が岡崎さんの軍服を染めた。

 約300人いた部隊は30人ほどに減り、強力な重砲も破壊された。それでも上官らは降参を口にしなかった。「生きて虜囚(りょしゅう)の辱めを受けず」という戦陣訓により、死ぬまで戦うよう徹底されていた。

 サイパンには日本の民間人もいた。銃を構える岡崎さんの前に幼い女の子を連れた女性が倒れこみ、「兵隊さん、後は頼みます」と言って息絶えた。「おかあちゃん、おきて!」。絶叫は今も耳から離れない。

 ログイン前の続きやがて岡崎さんは迫撃砲弾の破片を浴びて気を失い、米軍の捕虜になった。肩や腰に食い込んだ金属を取り出す手術をハワイで受け、戦後になって日本へ。部隊では13人が生きて帰った。今も健在なのは岡崎さんだけだ。

 「玉砕」と呼ばれた戦いに、岡崎さんはこんな思いを抱く。「人間の悲劇をきれいな言葉で語っている。生死の境をさまようのは地獄そのものなんですよ」

■アッツ守備隊長の遺族は

 大本営発表で「玉砕」という言葉が初めて使われたのは、43年5月のアリューシャン列島・アッツ島での敗戦だ。そのころ、退却は「転進」、戦死は「散華(さんげ)」と言い換えられた。

 山崎保代隊長らアッツ島守備隊約2600人は、米軍の猛攻を受けた。求めていた兵士や弾薬の補充もないまま、残った約150人で突撃し、全滅した。

 大本営の「玉砕」という表現に新聞やラジオも同調した。アッツ島をテーマにした絵画や詩が作られ、国民の戦意はあおられた。朝日新聞社が作った「アッツ島血戦勇士顕彰国民歌」も、《一兵の援 一弾の補給を乞(こ)はず》《敵主力へと玉砕す》とたたえた。

 山崎隊長の次女、花岡正子さん(84)=横浜市旭区=は当時9歳。父の悲報を伝えるラジオを聞き、家のミシン台の陰に隠れて泣いた。次々訪れる弔問客に涙を見せられなかった。

 父は「軍神」として祭られ、各地の追悼行事で遺族は丁重に扱われた。

 戦後、そんな生活は一変する。世間は「軍神」への関心を失い、恩給が滞って家計は行き詰まった。花岡さんは、氷菓子や足袋を売って学費を稼ぎながら学校に通った。

 花岡さんの知る父は優しかった。出張のみやげにあんパンを買ってくれた。雪の夜には、行方不明になった部下の捜索を外で立ったまま見守っていたと聞いた。そんな部下思いの父が援軍を求めなかったという美談には、首をかしげる。「きっと戦意高揚のために利用されたんでしょうね」

 同じアッツ島で父を亡くした矢敷(やしき)喜一さん(83)=福井県越前市=は2000年夏、現地への訪問団に加わった。髪に白いものが交じる遺児ら約40人が慰霊碑の前で「ふるさと」を合唱し、「お父さーん」と叫んだ。嗚咽(おえつ)が広がった。

 矢敷さんは毎年5月に靖国神社で営まれる慰霊祭に通うようになった。社殿でそっと頭を下げると、父親に会える気がした。

 戦争を繰り返したくないとの思いから、05年には地元の「九条の会」に参加。護憲を訴える看板を立てるなどの活動を続けるうち、「玉砕」という言葉に抵抗を感じ始めた。父を奪った無謀な戦いを美化しているだけではないか、と。

 矢敷さんは、集団的自衛権の行使を認めた安全保障法制や、今年7月に施行された「共謀罪」法に反対してきた。政権はそれらを「平和安全法制」「テロ等準備罪」と呼ぶ。「実態よりきれいに見せようとする態度は、大本営と似ているんじゃないか」。そんな疑念をぬぐえないでいる。

     ◇

 〈玉砕〉 玉が美しく砕けるように、潔く死ぬことの例え。中国・唐代の史書に記述があり、日本では明治期の軍歌で「玉となりつつ砕けよや」と歌われた。大本営はアッツ島のほか、赤道に近いタラワ島、マキン島の敗戦時にも使用。壊滅状態でも降伏を許さない戦い方はサイパン島、ペリリュー島、硫黄島などでも踏襲され、死傷者を増やした。終戦間際には本土決戦による「一億玉砕」も叫ばれた。



PAC3、中国・四国4カ所に グアムへのミサイル警戒
北朝鮮が米軍基地のある米領グアム島周辺の海域を狙ってミサイルを撃つと警告したことを受け、政府はコースを外れて日本に落下した場合を想定し、地上配備型迎撃ミサイル「PAC3」を中国・四国地方の計4カ所の陸上自衛隊の駐屯地に展開する方針を固めた。北朝鮮の動向を見極め、一両日中に最終決定する。複数の日本政府関係者が明らかにした。

 政府関係者によると、国家安全保障局(NSS)などは、北朝鮮からグアムに向けて発射された際の弾道ミサイルの飛翔(ひしょう)コースを推定。航空自衛隊のPAC3の発射機などを、海田市(広島県)、出雲(島根県)、高知(高知県)、松山(愛媛県)の四つの陸自駐屯地に展開する方針を固め、陸自と調整を始めた。一方、海上自衛隊も、海上配備型迎撃ミサイルSM3を搭載したイージス型護衛艦1隻を日本海に展開し、警戒監視にあたっている。(土居貴輝)







[2011.3.11 東日本大震災と福島第一原発爆発事故から6年と5ヶ月]
[1000年に一度の巨大津波と66年後にまた人が起こした核災害、直後に海水で
炉を冷却しておけば爆発は防げた]

2017年8月11 日(金 ):菅長官、記者会見「質問に答える場ではない」 説明拒む _a0044103_1125378.jpg

 3.11東日本大震災     津波 404
by nsmrsts024 | 2017-08-11 06:16 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024