2017年 03月 10日 ( 1 )

2017年3月10日(金):火の海を駆けた、あの夜を語る 東京大空襲72年

約10万人が亡くなった東京大空襲から10日で72年となるのを前に、東京都江東区の東京大空襲・戦災資料センターで9日、空襲体験を聞く会があった。「体が動くうちに語ってみようか」。そう考えて昨春、重い口を開き語り部となった男性が、逃げ惑ったあの夜を振り返った。

 「道路は火の海。ものすごい恐怖だった」。藤間宏夫さん(78)=埼玉県草加市=が、集まった約30人に焼夷(しょうい)弾などの写真を見せながら体験を語っていく。

 6歳だった1945年3月10日未明。東京・日本橋浜町の自宅で、母と三つ下の弟と寝ていた。

 ログイン前の続き「ドカーン」

 爆音と強い衝撃で目覚めたのは午前0時過ぎ。すぐ「焼夷弾だ」とわかった。あちこちで炎が上がる。弟をおぶった母に手を引かれて建物の車庫へ逃げ込んだ。誰かがシャッターを閉めると、ゴオゴオと建物が燃える音が外から聞こえた。入り込んだ煙で息苦しくなった頃、母がつぶやいた。「死のう。もう駄目」

 数時間後に外に出ると、焼け野原のあちこちに焼死体が横たわっていた。いつも一緒に遊んでいた友達5人も亡くなった。

 戦後はほぼ誰にも、この体験を語っていない。「ひどい体験を話したいとは思わなかったし、伝わらないとも思った」。だが一昨年末、同センターのスタッフから語り部に誘われた。あの悲惨さが伝わるのだろうか――。そう思う一方で、話してみようという気持ちが生まれた。

 昨春から同センターや学校で10回ほど語った。「すぐに全ては伝わらないかもしれない。それでもいつか、あの時代のことを想像してもらえるなら」。そんな思いで続けている。(佐藤恵子)




米韓演習に米特殊部隊参加 暗殺など任務、北朝鮮へ圧力
米海軍特殊精鋭部隊シールズが1日から始まった米韓合同軍事演習に参加すると、米韓関係筋が明らかにした。米韓は金正恩(キムジョンウン)委員長ら北朝鮮高官の暗殺や誘拐も含む作戦計画を策定している。6日に弾道ミサイル4発を発射するなど、挑発を続ける正恩氏に圧力をかける狙いがありそうだ。

 同筋によれば、シールズは米原子力空母カールビンソンに搭乗し、韓国周辺で演習に参加する模様だ。昨年「史上最大規模」だった演習は、翌年は小規模となる慣例だったが、北朝鮮の挑発行為が続いていることから、今年も昨年と同規模で4月末まで行われる。

 軍事関係筋によれば、シールズは10人前後の規模で行動し、航空機や潜水艦などで敵地の後方に侵入。要人の暗殺や味方の救出、敵施設の破壊工作などを行う。2011年にパキスタンで実行したオサマ・ビンラディン容疑者の暗殺も担ったとされる。

 同筋は「正恩氏に恐怖を与え、…


福島第1原発事故:困窮する「自主避難者」 神奈川
 東京電力福島第1原発事故で国の避難指示が出ていない地域から避難した「自主避難者」への住宅無償提供が、今月末で打ち切られる。ほぼ唯一の公的支援がなくなるのを前に、「放射能から子どもを守りたい」と神奈川県内に母子避難した自主避難者の中には、生活に困窮するケースも出始めている。

 福島県いわき市から自主避難している母親(44)は2月下旬、自治体の窓口で生活保護の申請を相談した。脊柱(せきちゅう)管狭さく症でつえが無いと歩けず、うつ病も発症。収入は児童扶養手当と失業手当のみで、その失業手当も7月までに切れてしまう。

 シングルマザーで、高校2年の息子(17)と小学6年の娘(12)を養う。2011年末、神奈川に避難したのは「親として子どもを守る義務がある」という一心からだった。

 震災前、いわきでの暮らしは気に入っていた。近所でアルバイトをして暮らし、近くの実家の母は子どもの夕食づくりを手伝ってくれた。週末には子どもたちと海へ行き、ふ頭で投げ釣りをしたり磯遊びをしたり。親子とも友人が多かった。

 「このまま、ここで暮らしていきたい」。そう思っていた矢先の震災だった。避難を提案すると、子どもたちは「友達と離れたくない」。親も「いわきは安全」と反対した。それでも、放射能への不安を払拭(ふっしょく)できない。「守れるのは自分しかいない」と避難を決めた。

 避難先では、福島県と神奈川県が自主避難者のために無償提供する「みなし仮設住宅」のアパートに入居。パソコンでデータや印刷物を作製するDTPの知識を生かした仕事をしながら、子どもたちが学校になじめるようにと学校の役員活動も積極的に取り組んだ。

 「賠償金もらっているから楽だよね」。子どもを通して知り合った親から言われ「うちはもらっていないけれど、家は自治体が用意してくれているの。家計はギリギリだよ」と伝えた。「子どもを守る義務を果たしているだけ。悪いことはしていない」と思いながらも、自主避難への偏見は心に重くのしかかった。

 住宅の無償提供が「いつまでも続かない」という危機感と「自立しないと」という焦りもあって心労が募っていった昨春、「住宅無償提供は17年3月末で打ち切り」というニュースを知った。将来への不安はストレスになり、次第に眠ることができなくなった。うつ状態で仕事に集中できなくなり、重い腰痛も発症。7月に脳動脈瘤(りゅう)も見つかり、肉体的にも精神的にも仕事はできないと手術を機に辞職した。

 心身が追い詰められる中、子どもたちにこれ以上、転居による負担をかけたくなかった。だが、学区内の県営住宅は3度落選。焦りが募る中、学区外だが約30分歩けば同じ学校に通える距離の市営住宅への入居が決まった。昨秋、引っ越し費用を抑えようと荷物を自ら運搬し、腰痛を悪化させてしまった。


つえをつきながらゆっくりと歩く母親=神奈川県内で2017年3月6日午後3時1分、宇多川はるか撮影© 毎日新聞 つえをつきながらゆっくりと歩く母親=神奈川県内で2017年3月6日午後3時1分、…
 娘と駅でホームに立っていたら、娘が腕をギュッとつかんできたこともあった。ホームから飛び込みそうに見えるぐらい、「落ちた顔」をしているのかと気付かされた。

 全国で無償提供打ち切りに反対する署名活動などが広がっているが、賛同したい気持ちと賛同したくない気持ちがある。「いつまでも甘える気持ちはない」との思いからだ。だが、家賃の負担は大きい。「母子避難で親がからだを壊している人は少なくないと思う。自主避難者にも、もう少し自立に向かう補助をしてくれたら」

 来年高校3年になる息子は国公立の大学入学を目指し、受験勉強をしながらアルバイトも始めた。「自分ももう一度がんばりたい」という思いもある。でも、身体的、経済的な不安が頭をもたげ、すぐに落ち込んでしまう。気持ちは行ったり来たりしながら、生活保護はまだ申請せずにいる。【宇多川はるか】



【森友学園問題】森友が認可申請を取り下げ 籠池氏は理事長を退任意向
学校法人「森友学園」(大阪市)が開校を目指す小学校の設置認可をめぐる問題で、学園側は10日、大阪府への設置認可の申請を取り下げた。府関係者によると、籠池(かごいけ)泰典理事長は府側に学園の理事長を退任する意向を示したという。

 学園をめぐっては、校舎などの建築費の過少申告など、府への虚偽申告疑惑が複数浮上。府は、学園側が大阪府豊中市で4月開校を目指していた小学校について、「不認可」とする方針を固めていた。




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    3.11東日本大震災 福島第一原発爆発 楢葉町 342
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by nsmrsts024 | 2017-03-10 06:14 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた核災害


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