カテゴリ:朝日新聞・読書( 5 )

3月19日(月曜日)・・・ワタミの社長は 立派

[本は人を成長させ、夢を実現させる原動力です]       朝日・広告特集
            ワタミ株式会社 代表取締役社長・CEO  渡邊 美樹氏

○本がなければ、今の自分はなかったと断言できるほど、本には多くのことを教えてもらいました。読書は生活の一部であり、切り離すことはできません。書斎と寝室と社用車には、いつも聖書と論語を置き、気が赴くたびに読み返しています。司馬遼太郎さんの『峠』をはじめとする歴史小説も好きです。これらの本には「何のために生きるのか」という人間としての本質、原理原則が書かれていると思います。また、大学時代に読んだマイケル・ポーターの『競争の戦略』は、今でも私の経営バイブルです。もちろん、話題のビジネス書や実用書なども飛行機での移動時間やお風呂、食後など、ちょっとした時間を利用してページを手操っています。
本のすばらしさは、時間も空間も超えられるということです。私自身、本を通じて著者に出会い、その考え方、生き方にふれることで、人間としての在り方や経営観が形成されました。こんなにも本の力は偉大なのに、近ごろでは一段と活字離れが進んでいるようで、とても残念でなりません。本を読まないということは、人生の楽しみを自ら半減させているのと同時に、人間として成長する機会を失っているのと同じことです。
春は新しいスタートの季節です。新社会人の方にも、すでに社会人として活躍している方にも、この時期に「仕事」ということを改めて考えてほしいと思います。仕事をお金の道具とするのか、それとも生きることそのものにしていくのか。このスタンスの違いで、人生が大きく変わります。前者の考え方をすれば、どうやって楽に生きていくかという発想に陥り、ノウハウ本に頼ることになります。しかし、仕事や人間関係などは一つの型にはまらないことばかり。ノウハウを知ったところで、ほとんど使えないのが現実です。ところが、後者の立場であれば、常に視点はノウホワイトに向く。つまり、なぜ、何のために、それをやるのかということを自分の核として持っている人は、さまざまな問題に対応できるんです。「何のために生きるのか」「自分の夢は何なのか」を固めなければ、薄っぺらな人間にしかならない。自分を成長させることはできません。その部分を固めるためにも、良書との出会いは欠かせないし、気持ちがぐらついたときにその本を読み返せば、原点に立ち返ることもできます。
夢を実現させるには、思いを強く持つしかありません。そして、その思いを実際の行動に移し、習慣づけること。それが夢へ近づく確かな道であり、社会人としての責任なのです。

   ・・・(むらさん)・・・・・
[PR]
by nsmrsts024 | 2007-03-19 22:13 | 朝日新聞・読書

11月29日(水曜日)・・・小説・メタボラ

[ メタボラ ]      作  桐野 夏生                朝日・朝刊・小説
             画  水口 理恵子                        


     最終章   ズミズミ、上等             357回

                       ・・・・・・・・・・・・・
カーテンの隙間から、朝陽が部屋に射し込んできた。
新しい一日が始まろうとしている。
雄太を内包したギンジの新たな日が。
そう思った時、突然、全能感とでも呼べるような強い
感情が湧き上がってきた。
僕は、何でもできるような気がした。
生き抜いた喜びだろうか、それとも他人にはできない
経験をしてきた優越感なのか。
多分、長い旅がやっと完了した達成感に近かったと思う。
いずれにせよ、今の僕を満たしているのは、ハードディ
スクの容量が一気に巨大なテラバイトになり、メモリも
増え、何でもできて、早い処理能力を誇りたいような、
積極的な良い気分だったのだ。
強烈な自信、と言い換えても良かった。しかも、人格も
巨大化した気がした。
僕は初めてリンコを可愛いと思い、釜田を許し、香織さん
に寛容になっていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・                   。




   ・・・・(むらさん)・・・・・雄太(ギンジ)の人生でやっと希望と勇気が湧き出る
場面になってきた。
最終章であるから間もなく「完」になるのであろうが、この先が心配。
この先が生きがいのある人生でなければ雄太が可愛そう。
[PR]
by nsmrsts024 | 2006-11-29 11:00 | 朝日新聞・読書

9月5日(火曜日)・・・小説・メタボラ

朝日新聞・朝刊・小説

   「 メタボラ 」              作  桐野 夏生
                         画  水口 理恵子

       第八章   デストロイ                        274回


 しかし、そうは言っても、父が僕らの生物学的
父親であることは事実なのだ。母に暴力を振るっ
ても、養育を中断しても、父の遺伝子は間違いな
く、僕にも妹にも受け継がれている。怒りが情け
なさに変わる。拭っても取れない汚い泥が、体じ
ゅうに擦り付けられたような不快な気分だった。

 ・・・・・・・・・  ・・・・・  ・・・・・・・・・・  ・・・・・・・・・・・   。



      ・・・・・・・磯村ギンジに記憶が戻って「香月雄太」になってからが
酷い!これなら記憶が戻らなかった方がいいくらい。

僕(雄太)と佐緒里(妹)が小学生までは、まともに育っていたようだがその後が
不幸だ。

なぜ父が急に狂ったように変わったのか、母のせいなのか、父なのか、2人ともの
せいなのか、2人の子供達にはどうすることもできなかった。

凄まじい夫婦喧嘩をこのように残酷に、凶暴に、病的に描写できるのは、さすがは
物書き、

集団自殺の生き残り、記憶喪失時での雄太の人間性を長く読んできたが、「なぜ」
がこれからどんどん解明されていくのであろう。


       
[PR]
by nsmrsts024 | 2006-09-05 20:40 | 朝日新聞・読書

8月26日(土曜日)・・・小説・「悪人」 のミスプリ発見

26日、朝日・夕刊

   小説・・・「悪人」        作  吉田 修一
                     画  束  芋           129回





○ミスプリ発見・・・・・中央の挿入画より左側部の文面(4行目)


     光代が働く紳士服店があり、直線すれば高速の


       ●  直線 ではなく  直進 が正しい
    



                                         ご参考 





    追記・・・「直線」は直感的に間違いと思ったが、作家の「様態の表現法」
         として使われており、これでいいのかも。

                よって、「直進」はよけいなお節介かも。


                                                   
[PR]
by nsmrsts024 | 2006-08-26 18:49 | 朝日新聞・読書

7月29日(土曜日)・・・小説、メタボラ

朝日新聞・朝刊・小説

  [メタボラ]   作  桐野 夏生
           画  水口 理恵子            238回

                             第六章   ガーブ川

 見届け屋。ネットの死神。脳味噌が沸騰しそう

だった。僕は急に蘇った記憶の奔流に押し流され

そうになって、立っているのもやっとだった。

 香月雄太。僕の名前。二十五歳、いや、八月で

二十六歳になったはず。八月七日生まれだから。

獅子座のB型。暗くなった道に街灯が点灯してい

くように、自分の周囲に次々と鮮やかな色が付着

していく。スイッチが入ったのだ。僕はよろめき

ながら、自分が変わっていくのを茫然と受け止め

ていた。かって、僕の世界はこういう姿をしてい

たのだ。やんばるでの彷徨、ミカ、専務、昭光と

の出会いと別れ。「磯村ギンジ」を形作っていた

ものが次々と崩壊していった。




    ・・・・・・・・・ネット自殺の生き残り人間の実像が、これからやっと見られそうだ。記憶喪失中の男が、普通の、普段の、日常の、生活環境に飛び込み自分に疑問を抱きながら生きてきている。・・・・読んでいる「小生」も気が、遠くなっていた。

大きな事件、出来事がなかった朝は先ず 小説 に目が行く。以前はいらいらしながら小説のページを探していたが、最近やっと分かった(恥ずかしいかな?)ことだが、新聞の一面に今日の小説の「ページ」が載っている。それ以来さっと開けるので嬉しい。
 
[PR]
by nsmrsts024 | 2006-07-29 06:25 | 朝日新聞・読書

千年に一度の巨大津波と66年後にまた起きた核災害


by nsmrsts024
プロフィールを見る
画像一覧