人気ブログランキング | 話題のタグを見る

3月15日(火)・・・放射線から身を守るには…外出せず、肌を露出しない

福島第一原子力発電所2号機で爆発があり、周辺地域でも通常よりかなり高いレベルの放射線量が測定された。被曝(ひばく)から逃れ、身を守るにはどうしたらいいのか。専門家に聞いた。

 Q 放射線が放出されると、何が怖いの?

 A 高いレベルの放射線を浴びることだ。高いレベルの放射線を浴びると、体内の細胞のDNAが傷つけられ、細胞分裂ができなくなる。血液の成分をつくる骨髄が最もダメージを受けやすく、白血球など、免疫にかかわる細胞が作れなくなってしまう。

 Q 今回放出された放射線の量は、どのぐらい?

 A 原発の2~3号機付近で1時間あたり400ミリシーベルトの放射線が検出された。私たちは普通に生活しているだけでも、年間2.4ミリシーベルトの放射線を浴びている。今回の線量は、その場に22秒いるだけで、1年間で浴びる量に相当する。

 ただし、近くで被曝しない限り、治療が必要なほどの健康被害をうけるリスクは高くない。政府は付近の住民20~30キロ圏内の人にも屋内待避するよう求めた。今後、放射線量がどう変化するのか、注意する必要がある。

 Q 放射線から身をまもるには、どうすればいいの?

 A (1)放射線に近づかない(2)放射線から遮蔽(しゃへい)された場所にいる(3)時間の経過を待つ――の三つが大原則だ。

 人間の体が放射線を大量に浴びることを「外部被曝」という。放射性物質が口や傷口などを通じて体内に入り、体の内部から放射線を浴びることを「内部被曝」という。放射性物質が身体に付着したり、吸い込んだりしないようにするため、まず屋内にとどまり外にでないことが肝心だ。屋内にいる場合はドアや窓を閉め、換気扇やエアコンをとめて、外気を遮断する。
by nsmrsts024 | 2011-03-15 13:20 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024