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3月17日(木)・・・福島原発3号機から白煙 核燃料保存プール干上がったか

東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)は17日、3号機で核燃料を保存するプールから白煙が立ち上っている。水の蒸発が進み、使用済み核燃料が破損し、放射性物質が大気中に飛散する危険性が高まっている。

 経済産業省原子力安全・保安院によると、16日午前に白煙が上がった3号機では、17日午前も引き続き白煙が上がり続けている。15日に爆発事故を起こした4号機とともに、原子炉建屋が損壊し、使用済み燃料プールの水が干上がりつつあり、使用済み燃料が外気にむきだしになっている。破損した核燃料から大量の放射性物質が大気中に飛散する危険性が高まっている。

 一部の非常用ディーゼル発電機が作動し、比較的状態が安定している5、6号機も海水を取り込む冷却装置が故障しており、燃料プールに温水を注ぐ状態が続いている。プールの水が蒸発し、水位が下がり続けている。

 発電所は大量の放射性物質が飛散し、作業員が現場に近寄れない。原子炉の状態を知るための圧力計や原子炉や燃料貯蔵プールの水位計も故障し、原子炉の監視が難しい状態になっている。停電などによる電源喪失、火災や爆発などが原因だ。予備電源もなくなりつつある。

 経済産業省の西山英彦大臣官房審議官は17日午前の記者会見で「使用済み燃料プールに注水することを最優先に行う。そのためには外部電源の確保が欠かせない」と話す。

 一方、米原子力規制委員会(NRC)のジャツコ委員長は16日の米議会公聴会での証言や米ABCの取材で、福島第一原発4号機の燃料プールには「水がなくなっていると理解している」と述べた。
by nsmrsts024 | 2011-03-17 11:49 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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