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3月18日(金)・・・菅首相、官房副長官に仙谷氏起用 再び政権中枢に

菅直人首相は17日、民主党の仙谷由人代表代行を官房副長官に起用する人事を決めた。各省庁に人脈があり政策にも通じた仙谷氏を再び政権中枢に据え、東日本大震災や東京電力福島第一原子力発電所の対応を強化するねらいがある。

 藤井裕久副長官は首相補佐官に回り、加藤公一首相補佐官は退任する。

 仙谷氏を起用することで、被災者対策と原発対応の指揮系統を事実上、分離。原発事故や計画停電の問題などを枝野氏が統括し、仙谷氏は被災者の生活支援を担当する。枝野幸男官房長官は17日夜の記者会見で「仙谷副長官において、強力な官房態勢で被災者生活支援を進めたい」と表明した。

 仙谷氏は菅内閣が発足した昨年6月から官房長官を務め、内政・外交の全般にわたり屋台骨として内閣を支えた。だが、国会での発言などを問われ、昨秋の臨時国会で参院問責決議案が可決され、今年1月中旬の内閣改造で官房長官を退いていた。

 仙谷氏起用には野党からの反発も予想されるが、枝野氏は「被災者の生活支援は強力な政治力を要する仕事。関係省庁とも様々な調整をしなければならない。これはあらゆる事項に優先する」と述べた。

 枝野氏は78歳の藤井氏については「震災発生以来、高齢のなか公務にあたってもらったが、そろそろ限界との申し出があった」と語り、辞任の意向が寄せられていたことを明らかにした。

 皇居・宮殿で17日夜に行われた仙谷副長官の認証式は、平服で行われた。モーニング着用が決まりだが、震災の対応に忙殺されている菅内閣側が「平服でできないか」と打診し、宮内庁が了承。天皇陛下をはじめ、仙谷氏、菅首相、侍従長ら出席者全員がスーツ姿で出席した。

 宮内庁式部職によると、平服の式は長い歴史で初めてだという。

 宮殿は震災発生後、天皇陛下の強い意向で、節電のため閉鎖している。今回は、国事関連行為である式の最中だけ「松の間」などで最小限の照明を点灯した。
by nsmrsts024 | 2011-03-18 02:31 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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