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3月19日(土)・・・ノートもカバンも泥まみれ「でも早く学校行きたい」

津波に襲われた岩手県大船渡市三陸町の綾里(りょうり)小学校で18日、児童たちが被災から1週間ぶりに校舎へ入った。1、2年生の教室や保健室がある1階は土砂が流れ込み、水が引いた今も、壁には乾いた泥が床から約15センチの高さまでこびりついていた。

 2年生の須生果琳(すごう・かりん)さん(8)は1階の教室に入り、自分の席を見つけると、「あーだめだ」と立ちつくした。逃げる時に床に置いてきたランドセルは泥まみれで、中のノートや筆箱が泥を吸ってずっしりと重かった。父の克彦さん(49)によると、かなりショックを受けた様子だったという。それでも「友達に会えてうれしかった。また早く学校に行きたい」と力強く話した。

 児童はこの日午前、高台にある綾里中学校で卒業式と修了式を終え、保護者に付き添われて小学校に向かった。児童は全員無事だったが、親を亡くした子や自宅を失った子もいる。学校事務員の佐々木正己さん(55)は「元気そうに見える子どもも多いが、余震や避難所生活でストレスは大きい。早くいつもの学校に戻してやりたい」と話した。(古城博隆)
by nsmrsts024 | 2011-03-19 06:05 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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