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2月23日(水)・・・3号機、24日にも真水注入 原発電源復旧作業進む

東日本大震災で被災した東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)は23日、1号機で計測機器用の電源が復旧するなど、外部から電気を通して失われた機能を回復させる作業が進んだ。最も進んでいる3号機では、24日にも炉心に真水を注入するポンプを復旧させる予定という。東京電力は、照明が復旧した3号機の中央制御室の写真を公開した。

 3号機は22日夜に外部電源からの電力供給で原発の運転・監視をする中央制御室の照明が点灯し、点検作業がしやすくなった。このほか計測機器に通じる電源が、4号機で同日午後9時52分、1号機で23日午前1時40分に回復、中央制御室の復旧に向けた作業が進められている。

 3号機は原子炉建屋の上部が水素爆発により破壊された。中央制御室は原子炉建屋に隣接しているが、公開された写真では目立った損傷はみられていない。

 福島第一原発は1~6号機のすべてが通電。1~4号機について、機器に電気を届ける作業が進められている。ただ、2号機は機器が水没したうえ、タービン建屋内の放射線量が高く作業が進みにくい状況という。23日午前に福島県いわき市で震度5強を観測する地震があったが、影響はないという。

 1号機は炉内の温度が約400度と設計上の302度を上回っているため、23日未明、海水の給水量を1時間あたり2立方メートルから18立方メートルに増量した。

 4号機では同日、前日に続き、50メートルを超える高さから遠隔操作できる特殊なコンクリートポンプ車で使用済み燃料プールへの放水が進められた。3号機でも午後に横浜市消防局と東京消防庁による放水が予定されている。

 また、東電は13~15日にかけ、敷地正門付近で13回にわたって中性子線を観測していたことを明らかにした。
by nsmrsts024 | 2011-03-23 16:56 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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