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3月24日(木)・・・ミネラルウオーター増産へ 工場フル生産、新製品先送り

飲料各社はミネラルウオーターの増産に乗り出している。被災していない工場でフル生産を続け、輸入も増やして需要増に対応する。ただ、容器の調達に制約があったり、輸入品が届くには時間がかかったりする問題もある。

 東京都内ではまとめ買いが目立ち、小売店では品薄になっている。コンビニエンスストアのセブン―イレブン・ジャパンは23日夜から、ミネラルウオーターの供給量を増やしてもらえないか、メーカー側と交渉に入った。都内の店では「1人2本」などの購入制限も始めた。

 飲料大手は震災直後からすでに生産量を増やしている。

 サッポロ飲料はミネラルウオーターを前年同期比で8割増産。群馬、静岡、山梨3県の委託工場はフル稼働だ。飲料最大手の日本コカ・コーラは、自社のミネラルウオーターの6工場のうち5工場が24時間のフル生産。サントリーも「天然水 南アルプス」などをつくる全国4工場が被災しなかったため、フル稼働中だ。アサヒ飲料も自社の2工場をほぼフル稼働している。

 各社共通の課題は、計画停電で思うように増産できないことや、ペットボトル容器など資材の不足。資材工場も被災しているという。

 海外からの輸入量も増やす方向だ。伊藤園はフランス産「エビアン」の追加注文をした。船便のため輸送に時間がかかり、届くのは早くても5月になるという。卸売業者の日本アクセスは、カナダ産に続いて、韓国産も輸入できないか検討に入った。

 日本ミネラルウォーター協会によると、昨年の国内販売量は前年比0.4%増の約252万キロリットル。8割が国内産だ。メーカー数は中小を含め約300社あるという。
by nsmrsts024 | 2011-03-24 14:58 | 朝日新聞・綜合、政治

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