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4月2日(土)・・・粉じん防止剤を本格散布へ 放射能汚染水の排水も進む

東日本大震災で被災した福島第一原発から出た放射性物質を封じ込めるため、液体状の合成樹脂をまいて飛散を防ぐ作業が本格化する。東京電力は2日、前日の試験散布の効果を確かめたうえで、本格散布に移る方針だ。今後2週間かけて敷地内の約3万平方メートルの範囲にまく予定だという。

 この合成樹脂は、もともと工事現場で砂などが舞い上がるのを防ぐためにつくられた。製造元の栗田工業(東京都)によると、晴れた日なら半日で膜状に固まり、効果は半年~1年続くという。

 東電はこの合成樹脂を使い、原子炉建屋の爆発で飛び散った放射性物質を含む粉じんを固めて、風や雨水などによる拡散を防ぎたい考え。1日には約2千リットルを4号機周辺の約500平方メートルの範囲に試験散布した。

 東電によると、天候がよければ2日もほぼ同量をまく予定。むらなく散布できているか、樹脂の表面がしっかり固まっているか、といったことを確認できれば、本格散布に移る。

 タービン建屋地下にたまった放射能汚染水の排出に向けた「玉突き排水」作業も進んでいる。

 作業は、(1)圧力抑制室用貯水タンクに復水貯蔵タンクの水を移して空にする(2)復水器の水を復水貯蔵タンクに移して空にする(3)空になった復水器に汚染水を移す、の3段階で進む。このうち1段階目の作業が2、3号機では1日までに終了。1号機も2日に終わる予定という。
by nsmrsts024 | 2011-04-02 13:28 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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