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4月18日(月)・・・東北最大の地銀・七十七銀、公的資金申請を検討

東北最大の地方銀行、七十七(しちじゅうしち)銀行(本店・仙台市)は18日、資本増強のため、公的資金の申請を検討すると発表した。東日本大震災の復興に必要なお金を貸し出すため、経営体力を強める必要があると判断した。

 震災で公的資金申請を検討するのは、第二地銀の仙台銀行(同)に続いて2行目。有力地銀が表明したことで地元金融機関に申請の動きが広がるとみられる。

 申請の時期や額は未定としている。七十七銀は「自己資本を充実させ、地域社会・経済の復興、発展に貢献する」と説明しており、公的資金で資本を厚くし、地元企業への融資に万全を期す考えだ。18日に仙台市内で記者会見した氏家照彦頭取は「地域復興のために、地域金融機関は何をなすべきかという観点から判断した」と話した。

 七十七銀は同時に、震災で取引先の業績が悪化する恐れが強まり、2011年3月期決算の純損益が約300億円の赤字に陥るとの見通しも発表した。決算の記録をさかのぼれる1948年以来初の赤字となる。

 震災前は150億円の黒字を見込んでいた。だが、震災で返済されない「貸し倒れ」に備えた引当金を新たに550億円見込むという。沿岸部の支店が冠水し、今も16店が営業を休止しているため、修繕費用なども15億円になる。(座小田英史、堤之剛)

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 〈七十七銀行〉 東北地方で最大規模の地方銀行。仙台市に本店があり、同市中心に142店を持つ。預金残高は5兆4127億円、貸出残高は3兆5274億円。1878年、「第七十七国立銀行」として設立された。
by nsmrsts024 | 2011-04-18 21:07 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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