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4月22日(金)・・・トヨタ世界生産、09年以来の低水準確実 正常化は年末

トヨタ自動車は22日、東日本大震災で影響を受けた生産が震災前の水準に戻るのは11~12月ごろになるとの見通しを発表した。世界生産は当初計画の年770万台を大きく割り、リーマン・ショック後の2009年(637万台)以来の低水準となるのが確実になった。

 豊田章男社長が都内で記者会見して明らかにした。東日本大震災による部品メーカーの被災の影響が国内外で長引く。生産台数の6月までの低下は、明らかになっていた分だけで計画の1割以上にあたる約80万台。正常化までにさらに膨らむのは必至だ。

 トヨタは4月18日に国内全工場で生産を再開したが、生産ペースは通常の5割ほど。欧米でも一時生産を停止する方針で、アジアでも生産ペースは通常の半分以下となる。国内は7月から、海外は8月から生産を増やせる見通しだが、「生産回復に向けた上昇カーブがどう進むか分からない」(新美篤志副社長)という。夏以降も低水準にとどまる可能性がある。

 豊田社長は会見で「販売店では(品不足で)納車のめども言えない状況だ」と説明。まずは生産正常化のタイミングを表明することを優先したという。

 自動車大手は震災後の部品不足で軒並み減産中。4~6月は各社とも通常の半分程度の生産になるとみられていた。最大手トヨタの正常化が年末までかかることが固まり、産業全体への影響も大きそうだ。(山本精作)
by nsmrsts024 | 2011-04-22 21:54 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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