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4月25日(月)・・・避難所、栄養足りず ビタミンCは全施設で 宮城県調査

宮城県が県内の避難所332カ所で提供された食事を調べたところ、1日の平均エネルギー提供量は1546キロカロリーで、国が避難者の摂取目標とする2千キロカロリーを下回っていたことが分かった。大規模避難所での栄養不足が目立ったという。

 宮城県では避難所が約420カ所あり、栄養士が1~12日、期間内に調査できた沿岸部13市町の避難所で責任者らから聞き取った。エネルギー提供量は9割の避難所で目標を下回った。

 栄養素別では、1日あたりの平均で、たんぱく質が44.9グラム(目標55グラム)、ビタミンB1が0.72ミリグラム(同1.10ミリグラム)、ビタミンB2が0.82ミリグラム(同1.20ミリグラム)、ビタミンCが32ミリグラム(同100ミリグラム)といずれも目標を下回った。ビタミンCは全避難所で摂取不足だった。

 食事の提供回数は、避難所の規模で違いがあった。被災者100人未満の避難所197カ所では約8割が1日3食を提供していたが、500人以上の大規模避難所11カ所のうち5カ所は1日2食だった。栄養面でも、大規模避難所の平均はエネルギー提供量1340キロカロリー、たんぱく質35.4グラムで、全体の平均を下回った。

 厚生労働省は21日、避難生活で体力を保つための食事の目標量を被災3県に示した。宮城県は「栄養が不十分だと抵抗力が落ち、感染症にかかりやすくなる」と指摘。5月中旬ごろに再調査する。(高橋昌宏)
by nsmrsts024 | 2011-04-25 22:35 | 朝日新聞・綜合、政治

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