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4月28日(木)・・・着てたのは誰? 手がかり求め身元不明遺体の衣類洗濯

洗いたてのセーターや肌着が、春の光を浴びてたなびく。持ち主が袖に腕を通すことは二度とない。

 宮城県警が、身元不明の遺体が身につけていた衣服の洗濯を続けている。泥などの汚れを落とし、肌着に書かれた名前、服の模様といった特定につながる手がかりを見つけるためだ。

 作業をしているのは、震災当初に遺体安置所が置かれていた同県登米(とめ)市の旧豊里小学校。作業は22日に始め、26日には同県気仙沼市に引き渡した遺体約90人分の服を洗い始めた。

 自治体職員や応援の静岡県警警察官らも加わり、14人がたらいで手洗いして泥を落とした後、さらに洗濯機で洗う。干した後は写真を撮り、たたんでポリ袋に入れて発見地の自治体に引き渡す。写真は県警が公開し、情報提供を呼びかける。

 汚れを落とした後の服は、落ち着いた色合いで毛糸や化繊を使った保温性が高いものが多く、年配の人が身につけていたとみられる。今後、1カ月ほどかけて約1千人分の服を洗うという。

 県警によると、25日午後8時現在で収容された遺体は8700体。このうち遺族に引き渡されたのは7351体で、1067体は身元不明で自治体に引き渡されたという。(四登敬)
by nsmrsts024 | 2011-04-28 17:41 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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