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5月6日(金)・・・警戒区域の一時帰宅、10日にも開始 川内村から

福島第一原発事故で立ち入りが禁止されている半径20キロ以内の「警戒区域」への住民の一時帰宅について、自治体の順番など実施案が固まった。福島県の関係9市町村のうち、まず川内村から10日に開始する方向だ。第1弾として、今月下旬まで約3週間にわたって順次進めるスケジュールを想定しており、1日最大25台のバス(1台約20人)を動員する計画という。

 政府側が5日、関係9市町村との会議で実施案を示した。それによると、住民数が少ない川内村を最初とし、続いて、同様に数が少ない葛尾村と田村市が先行して実施。南相馬市と双葉、浪江、楢葉、富岡、大熊各町は、3自治体ずつ二つのグループを組み、今月中旬から下旬にかけ実施する計画だ。住民を運ぶバスは全体で約250台を見込んでおり、約5千人が一時帰宅する計算になる。

 政府と自治体は、先行3市村を除く市町の帰宅希望を受け付けるコールセンターを10日ごろ設置する。

 住民から要望が多い自家用車の持ち出しは、住民の一時帰宅とは別に、集中的に行う方向。住民がバスで警戒区域に入り、自宅からそれぞれ車を運転して戻る方法が検討されている。政府の原子力災害現地対策本部の上田英志審議官は5日、取材に「スクリーニングなどの準備が整い次第、5月下旬には始めたい」と話した。

 一時帰宅できるのは1世帯あたり原則1人だが、首長の判断で2人まで認める方針。高齢者など一時帰宅が困難な人のための代理人による帰宅の要望が住民から出ており、認められる見通しという。ペットは、衛生面や安全の観点から、住民ではなく行政側が連れ出す案が出ている。
by nsmrsts024 | 2011-05-06 17:11 | 朝日新聞・綜合、政治

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