人気ブログランキング | 話題のタグを見る

5月25日(水)・・・就活、被災学生に地元志向 「家族や地元の役立ちたい」

東日本大震災の被災地で就職活動をする学生たちの間では、地元志向が高まっている。「地元の役に立ちたい」「家族の役に立ちたい」。そんな思いを反映してか、被災地以外からの求人に対する応募は伸び悩んでいる。

 19日、仙台市の企業セミナー会場に来春卒業予定の学生や、既卒で就職活動を続ける人たちが集まった。

 3月に尚絅(しょうけい)学院大(宮城県)を卒業した女性(22)は、前回の就職活動で「東京での一人暮らし」を思い描きながら、首都圏中心の約30社にエントリーしていた。ところが、震災で仙台市内の自宅が全壊。市内にある父親の会社の社宅で避難生活を続けるうち、「家族の近くに住みたいという思いが強くなった」という。現在は志望を県内の事務職に切り替え、就職活動を再開している。

 来春卒業予定の学生を対象にした毎日コミュニケーションズ(東京都)の全国調査では、震災で地元就職を「強く意識するようになった」「少し意識するようになった」と回答した割合は全体で27.9%だったが、被災地に限れば41.8%に上った。

 宮城県石巻市の石巻専修大の就職担当者は「復旧にあたる友人や親類を置いて首都圏に出られない、という学生が多い。しかし、就職には県内だけでは厳しい」と話す。
by nsmrsts024 | 2011-05-25 02:05 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


by nsmrsts024