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9月9日(金)・・3.11東日本大震災から・・・被災3県、3万6千人転出超過 8万人が県外に

東日本大震災後に岩手、宮城、福島の3県から、県外に住民票を移した人は約8万3千人に上り、県外からの転入者を差し引いた転出超過は7月末までに計3万6千人に達していることが分かった。3県の沿岸部では、仙台市と宮城県利府町を除く全市町村で人口が減少した。人口流出は地域経済の弱体化につながりかねず、今後の復興にも影響しそうだ。

 住民基本台帳をもとにした総務省の人口移動報告(3月~7月末)や各自治体への取材をもとに朝日新聞社が集計した。

 3県からの転出先を都道府県別でみると、最も多いのは東京都で1万4千人。東京都を含む関東全体では約4万人に上り、半数近くを占めた。東北地方の他県への移動も多く、全体では約2万2千人。特に福島県から宮城県には4077人が移動していた。

 3県への県外からの転入は約4万7千人で、前年より約7千人少なかった。

 転出から転入を差し引いた「転出超過」が最も多いのは福島県で2万2391人(前年同期5020人)。7月に入っても2千人以上の転出超過が続き、人口は200万人を割り込んだ。住民票を移していない人も含めた県外避難者は5日現在で5万5千人。避難が長期化すれば、転出者が増えかねない。

 宮城県の転出超過は1万30人で、前年同期(1075人)の約10倍。石巻市で9千人、気仙沼市で3700人が減少するなど沿岸部での人口減が目立つ。

 岩手県の転出超過は4009人。前年同期(3810人)と比べると微増だが、沿岸の全12市町村で人口が減少している。津波被害を受けなかった盛岡市や北上市などは人口が増えており、県内の内陸部に移った人も多いとみられる。
by nsmrsts024 | 2011-09-09 04:47 | 朝日新聞・綜合、政治

千年に一度の巨大津波と原発事故による核災害


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