9月9日(金)・・3.11から日本の国は・・津波被害の小中学校、4割が避難場所明記せず 被災3県
2011年 09月 09日
東日本大震災で津波をかぶり校舎が使えなくなった岩手、宮城、福島3県の56小中学校のうち4割近くの21校が津波に備えた避難場所を、災害時のマニュアルや避難計画に明記していなかったことが朝日新聞の調べでわかった。21校のうち11校は児童生徒が校内にとどまり、体育館で津波に襲われた学校もあった。
震災では、宮城県石巻市の市立大川小で、教員の避難誘導中に津波にのまれて児童74人が死亡・行方不明となり、同県南三陸町の戸倉中でも生徒1人が死亡した。ほかの学校も惨事になりかねない状況だった。
朝日新聞は、1階以上が水につかり、校舎が使えなくなった公立小中学校56校(岩手20、宮城31、福島5)に、(1)防災マニュアルなどに、津波を想定した避難場所を明記していたか(2)震災当日はどこに避難したのか――などを聞いた。
その結果、21校(岩手5、宮城15、福島1)が、避難場所を明記していなかった。うち11校は校舎の上階や屋上、体育館などにとどまって、津波の襲来を受けていた。いずれも宮城県の学校で、校舎や校庭が宮城県沖地震での上階への浸水を想定していない「避難所」に指定されていた。
震災では、宮城県石巻市の市立大川小で、教員の避難誘導中に津波にのまれて児童74人が死亡・行方不明となり、同県南三陸町の戸倉中でも生徒1人が死亡した。ほかの学校も惨事になりかねない状況だった。
朝日新聞は、1階以上が水につかり、校舎が使えなくなった公立小中学校56校(岩手20、宮城31、福島5)に、(1)防災マニュアルなどに、津波を想定した避難場所を明記していたか(2)震災当日はどこに避難したのか――などを聞いた。
その結果、21校(岩手5、宮城15、福島1)が、避難場所を明記していなかった。うち11校は校舎の上階や屋上、体育館などにとどまって、津波の襲来を受けていた。いずれも宮城県の学校で、校舎や校庭が宮城県沖地震での上階への浸水を想定していない「避難所」に指定されていた。
by nsmrsts024
| 2011-09-09 23:20
| 朝日新聞・綜合、政治